ハリーポッター1巻5章を英語で読んでみよう~あらすじ解説~

5章あらすじ 第1巻 Philosopher's Stone

このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。

今回は、Harry Potter を英語で読んでみたいけど、Harry Potter を読むのが久々すぎて内容をほとんど忘れてしまったという人に向け、1巻5章のあらすじとポイントをまとめました。

この内容を確認すれば、すんなり Harry Potter の世界に入っていけます🧙
早速見ていきましょう!

ハリーポッター1巻5章のあらすじ

Harry Potter and the Philosopher’s Stone” の第5章 “Diagon Alley(ダイアゴン横丁)” では、いよいよハリーが魔法使いの世界に入っていきます。シリーズの中でも一番ワクワクするシーンではないでしょうか😊

ダイアゴン横丁への入り口

Harry Potter(ハリー・ポッター)は、Rubeus Hagrid(ルビウス・ハグリッド)と共に、Hogwarts(ホグワーツ)の入学準備をするため、魔法界の商店街であるDiagon Alley(ダイアゴン横丁)へ向かいます。

Muggle(マグル)の世界に戸惑うハグリッドと一緒に、London(ロンドン)にあるパブ、The Leaky Cauldron(漏れ鍋)を訪れます。Dedalus Diggle(ディーダラス・ディグル)などの多くの魔法使いたちがハリーの登場を喜びます。漏れ鍋ではホグワーツのProfessor Quirrell(クィレル教授)とも出会います。

その後、ハグリッドが漏れ鍋裏のレンガの壁を叩くと、ダイアゴン横丁の入り口が開かれます。

レンガの壁が魔法界の入り口に

グリンゴッツ銀行での出来事

最初に訪れたのは魔法界の銀行、Gringotts(グリンゴッツ銀行)です。

ハリーはHarry Potter’s safe(ハリーの金庫)を訪れ、亡き両親が残した財産を目にします。大量の魔法界の通貨(Galleons(ガリオン)Sickles(シックル)Knuts(クヌート))を見て驚きます。

その後ハリーとハグリッドは、ダンブルドアの極秘任務で、Vault seven hundred and thirteen(713号金庫)を訪れ、とある小包(You-Know-Whatを回収します。

急にお金持ちになるハリー

マダム・マルキンの洋装店

ハリーは、Madam Malkin’s Robes for All Occasions(マダム・マルキンの洋装店)でホグワーツの制服を仕立てます。そこで、「a boy with a pale, pointed face(青白く尖った顔の少年)」に出会います。

「スリザリンに入りたい。ハッフルパフなんかに組み分けされたら帰るね」などと話す少年のせいで少し気分が落ち込むハリー……。

ハリーの気分が落ち込むようなことを話すこの少年は、後にDraco Malfoy(ドラコ・マルフォイ)だったことが分かります。
※映画だと省略されたシーンですが、ここでハリーはマルフォイとスリザリンに嫌な感情を持つようになっています。結構重要なシーンですね。

テライ
テライ

ここでハリーはマルフォイのことをダドリーみたいだなと思ってるよ

ヘドウィグとの出会い

ハグリッドは、ハリーの誕生日プレゼントとして、Eeylops Owl Emporium(アイロップスふくろう百貨店)で白いフクロウを贈ります。(後にハリーがHedwig(ヘドウィグ)と名付けます)

ハリポタの象徴的な白フクロウ

オリバンダーの杖店

最後に訪れたのは、杖を販売するOllivanders(オリバンダーの杖店)です。店主のMr. Ollivander(オリバンダー)は、ハリーにいくつもの杖を試させますが、なかなか合うものが見つかりません。

最終的に、holly(ヒイラギ)と phoenix feather(不死鳥の羽根)で作られた11インチの杖が、ハリーにぴったりだと判明します。オリバンダーは驚いた様子で、この杖の芯がLord Voldemort(ヴォルデモート卿)の杖と同じであることを明かしし、ハリーに「ヴォルデモートとの運命的なつながり」について考えさせます。

I think we must expect great things from you, Mr Potter… After all, He Who Must Not Be Named did great things – terrible, yes, but great.’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) Pottermore Publishing. Kindle 版.

テライ
テライ

ヴォルデモートが「偉大なこと(great things)」をしたと話すオリバンダーに、ちょっと苦手意識を感じるハリー💦

スタジオツアー東京
スタジオツアー東京のオリバンダーの杖店

すべての準備を終えたハリーは、数日後にHogwarts Express(ホグワーツ特急)で学校へ向かうことになり、ハグリッドと別れます……。

登場する固有名詞

この章で初登場する固有名詞について、簡単に解説します!

Diagon Alley

Diagon Alley(ダイアゴン横丁) は、『Harry Potter(ハリー・ポッター)』シリーズに登場する、魔法界の有名な商店街です。ロンドンの一角に位置し、魔法使いや魔女が魔法用品を購入するために訪れます。

ホグワーツの新入生が制服、杖、教科書、魔法薬の材料などを揃える場所でもあり、シリーズを通して重要な場面が多く描かれています。

語源と英語の遊び(ダジャレ)

“Diagon Alley” は、「Diagonally(ダイアゴナリー / 斜めに)」 という英単語の発音をもじった名前です。

  • Diagon Alleyを普通の会話のスピードで発音すると、「diagonally(ダイアゴナリー/斜めに)」に聞こえます。
  • 「魔法の世界とマグルの世界が交差する場所」という意味を込めたジョークのようなネーミングになっています。

diagonalの対義語に「parallel(パラレル/平行)」があります。ハリーポッターシリーズの魔法界はSFの世界のような「パラレルワールド」ではなく、日常世界と交差する世界というイメージで名付けられたのかもしれません。

関連する語呂合わせ

  • Knockturn Alley(ノクターン横丁):”Nocturnally”(夜に)をもじった名前で、闇の魔術に関する店が並ぶ不気味なエリアです。
テライ
テライ

2巻「秘密の部屋」でハリーが迷い込んでしまう場所だね

Galleons、Sickles、Knuts

『Harry Potter(ハリー・ポッター)』シリーズに登場する魔法界の通貨です。Gringotts(グリンゴッツ銀行) で管理され、魔法使いが商品を購入する際に使います。

魔法界の貨幣制度は3種類の硬貨で構成されています💰

テライ
テライ

魔法界に紙幣はないみたい💴

Galleons(ガリオン)

🔹 価値最も高額な金貨(1 Galleon = 17 Sickles = 493 Knuts)
🔹 素材金(gold)
🔹 特徴

  • 魔法界で最も価値のある硬貨。
  • Ollivanders(オリバンダーの杖店) で杖を購入する際は 7 Galleons必要です🪄

🔹 語源
“Galleon”(ガレオン船) という、16~18世紀に使われた大型の帆船に由来していると言われています。スペインのガレオン船は大量の金を運んでいたため、「黄金の硬貨」のイメージと結びついているのかも?


Sickles(シックル)

🔹 価値銀貨(1 Sickle = 29 Knuts)
🔹 素材銀(silver)
🔹 特徴

  • ガリオンほど価値はないが、日常的な買い物でよく使われます。
  • フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店の魔法の教科書は、数シックルから数ガリオンで販売されています📗

🔹 語源(英語の意味)
“Sickle”は英語では「かま、大鎌」を意味します。


Knuts(クヌート)

🔹 価値最も価値の低い銅貨(1 Knut = 約1ペンス相当)
🔹 素材銅(copper)
🔹 特徴

  • 魔法界の最小単位の硬貨。
  • Chocolate Frog(蛙チョコ)5 Knuts
  • Daily Prophet(日刊予言者)5 Knuts

🔹 語源(英語の意味)
“Knut”(クヌート) は、北欧の王 “King Cnut(クヌート王)” に由来していると言われています。

  • クヌート王(Knud, Canute)は11世紀のデンマーク王で、イングランドを支配していました。
  • クヌート王の時代には、銅貨が一般的に流通していた ため、これにちなんで命名されたと考えられます。

魔法界の通貨換算

  • 1 Galleon(ガリオン) = 17 Sickles(シックル)
  • 1 Sickle(シックル) = 29 Knuts(クヌート)
  • 1 Galleon(ガリオン) = 493 Knuts(クヌート)

‘The gold ones are Galleons,’ he explained. ‘Seventeen silver Sickles to a Galleon and twenty-nine Knuts to a Sickle, it’s easy enough.’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) Pottermore Publishing. Kindle 版.

ミチコ
ミチコ

全然簡単じゃない・・・

テライ
テライ

お釣りの計算大変そう・・・

まとめ

今回はハリーポッターの1巻第5章のあらすじをまとめました!

この章ではハリーが魔法界に入っていくとても楽しい章です!😄
マルフォイとの出会いや、オリバンダーとの奇妙な会話など、伏線も散りばめられているので、注意深く読んでいきましょう!🪄

この記事であらすじを思い出したら、ぜひ英語版を読み進めてみてください!

テライ
テライ

それではまた次回の記事で!

↓↓Harry Potter を英語で読み進めるためにおすすめの本がこちら↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました