このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。
今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)の第6章 “The Journey from Platform Nine and Three-Quarters” に出てくる重要な動詞について解説します。
6章はハリーが King’s Cross Station(キングス・クロス駅)からホグワーツに向けて出発します🚂
ロンやハーマイオニー、マルフォイなど、シリーズの重要な登場人物も一気に登場します😊
キャラクターによって、よく使う言葉も少しずつ違います。どんな性格の言葉を使っているのか理解しながら読むと、よりキャラクターの性格や心情を理解することができます👍️
また、シリーズの中で頻繁に出てくる単語は、TOEICなどの試験でもよく出てくる表現です。Harry Potter で単語に慣れると試験の成績もどんどん上がるはずです!💪
読み進める中で迷子にならないよう、このページでしっかり学んでいきましょう!

動詞が分かると英語が分かる!
ハリポタ頻出単語 1巻第6章 動詞編
今回は6章で登場する動詞について解説します!
Harry Potterだけでなく、いろんな文章に登場する頻出単語ばかりです。しっかり理解して読み進めるようにしましょう!
drift(漂う、さまよう)
意味: ただよう、風や流れに乗って動く、目的なく移動する
活用: drift – drifted – drifted
例文:
- The boat drifted away from the shore.
(ボートは岸から離れて漂っていった。) - His thoughts drifted during the meeting.
(彼の考えは会議中にさまよっていた。)
類義語:
- float(浮かぶ)
- wander(さまよう)
- glide(滑るように動く)
関連単語:
- drifting(漂流する)
- driftwood(流木)
水の流れや風に乗って「漂う・流される」ことを表す動詞です😊
ハリポタ本編では次のような使い方をされています。
Smoke from the engine drifted over the heads of the chattering crowd, while cats of every colour wound here and there between their legs.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 100). (Function). Kindle Edition.
Hogwarts Express(ホグワーツ特急)🚂 から出た煙が、風に乗って流されている様子を表した文章です。人で混雑した様子が目に浮かびますね😊
ホグワーツ特急は「A scarlet steam engine(緋色の蒸気機関車)」と表現されます。上の文章ではそれを省略して、汽車のことを「the engine」と表現されています🚂

King’s Crossの駅の雰囲気を再現されています😊
glance(ちらっと見る)
意味: 素早く見る、流し目をする
活用: glance – glanced – glanced
例文:
- He glanced at his watch.
(彼は時計をちらっと見た。) - She glanced around the room nervously.
(彼女は不安そうに部屋を見回した。)
類義語:
- peek(のぞき見る)
- glimpse(一瞬見る)
- scan(ざっと見る)
関連単語:
- at a glance(一目で)
- steal a glance(こっそり見る)
He glanced at Harry and then looked quickly out of the window, pretending he hadn’t looked.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 104). (Function). Kindle Edition.
☝️ハリーとロンが初めて出会うシーンです。汽車で同じ客室になった相手が有名なハリー・ポッターだと知り、ロンが気になってチラ見をしています🤭

初対面の初々しい感じが懐かしいね😊
blurt(うっかり口にする)
意味: 考えずに突然話す
活用: blurt – blurted – blurted
例文:
- He blurted out the secret.
(彼は秘密をうっかり口にしてしまった。) - She blurted his name without thinking.
(彼女は考えずに彼の名前を口にした。)
類義語:
- spill(漏らす)
- utter(発する)
- exclaim(叫ぶ)
関連単語:
- blurt out(口走る)
‘Are you really Harry Potter?’ Ron blurted out.
Harry nodded.Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 105). (Function). Kindle Edition.
☝️こちらもハリーとロンが初めて出会うシーンです😊
我慢できなくなったロンが、「本当にハリー・ポッターなの?」とハリーに確認しています。直接聞くのは失礼かなと思いつつ、どうしても口から出てしまったという気持ちが感じられます😁
この直前にジニーも「ハリー・ポッターを見てみたい!」とダダをこねていたので、やっぱり魔法界の人たちにとってハリーはすごい有名人なんでしょう🤭

blurt outは「衝動的に言ってしまう」というニュアンスです
shove(押し込む、突き飛ばす)
意味: 力強く押す、乱暴に押しのける
活用: shove – shoved – shoved
例文:
- He shoved the box under the table.
(彼は箱をテーブルの下に押し込んだ。) - She shoved past the crowd to get to the front.
(彼女は人混みを押しのけて前に出た。)
類義語:
- push(押す)
- thrust(押し込む)
- ram(強く押す)
関連単語:
- shove aside(押しのける)
- shoving match(押し合いの喧嘩)
He put Hedwig inside first and then started to shove and heave his trunk towards the train door.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 100). (Function). Kindle Edition.
☝️このシーンはハリーがホグワーツ特急に荷物を乗せているところです。「heave」は「重いものを持ち上げる」という意味の動詞です。
「shove and heave」は「(トランクを)押したり持ち上げたり」しながら大変な思いをして積み込んでいることを表しています😓

tuck(押し込む、しまい込む)
意味: 何かをコンパクトに収納する、巻き込む
活用: tuck – tucked – tucked
例文:
- She tucked the blanket around the baby.
(彼女は赤ちゃんに毛布をしっかりかけた。) - He tucked his shirt into his pants.
(彼はシャツをズボンに押し込んだ。)
類義語:
- fold(折りたたむ)
- insert(挿入する)
- stash(しまう)
関連単語:
- tuck away(片付ける)
tuck は「収納する、片付ける」という意味の単語です。シャツをズボンにいれたり、ポケットに小物を入れたり片付けたりすることを表します。
👇️このシーンではフレッドとジョージに手伝ってもらいながら、ハリーのトランクを客室の隅に片付けています📦️
With the twins’ help, Harry’s trunk was at last tucked away in a corner of the compartment.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 101). (Function). Kindle Edition.
wind(巻きつく・曲がりくねる)
意味: 巻きつく・曲がりくねる
活用: wind – wound – wound
例文:
- He wound the string around his finger.
(彼は指に糸を巻きつけた。) - The road wound through the mountains.
(その道は山の中を曲がりくねって伸びていた。)
関連単語:
- winding road(曲がりくねった道)
名詞として使われる「wind」は「風」ですが、動詞になると「巻きつく、曲がりくねる」という意味になります。発音も名詞と動詞で次のように変わります。
- 名詞: /wɪnd/ (ウィンド) 「風」
- 動詞: /waɪnd/ (ワインド)「巻きつく・曲がりくねる」
The Beatles(ビートルズ)の「The long and winding road」が有名ですね😊
👇️このシーンでは、「いろんな色の猫が人々の足の間をあちこち曲がりくねって歩いている」という様子をwindで表しています🐈️
Smoke from the engine drifted over the heads of the chattering crowd, while cats of every colour wound here and there between their legs.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 100). (Function). Kindle Edition.
ちなみに、「wound」という形になる動詞は2種類あります!
文脈でどちらの単語なのか判断しましょう!
「wound(傷つける)」の現在形
意味: 体や心に傷を負わせる(=injure, hurt)
活用: wound – wounded – wounded
例文:
- Harsh words wound more than weapons.
(厳しい言葉は武器よりも深く人を傷つける。) - I never intend to wound anyone with my words.
(私は決して言葉で誰かを傷つけるつもりはない。)
「wind(巻きつける・巻き上げる)」の過去・過去分詞形
意味: 何かを巻く、曲がりくねる
活用: wind – wound – wound
例文:
- He wound the string around his finger.
(彼は指に糸を巻きつけた。) - The road wound through the mountains.
(その道は山の中を曲がりくねって伸びていた。)

rummage(引っかき回して探す)
意味: 物を探すためにかき回す
活用: rummage – rummaged – rummaged
例文:
- He rummaged through his bag for the keys.
(彼は鍵を探してカバンの中を引っかき回した。) - She rummaged in the drawer looking for a pen.
(彼女はペンを探して引き出しをかき回した。)
類義語:
- search(探す)
- dig(掘る)
- scavenge(あさる)
関連単語:
- rummage sale(ガレージセール)
He rummaged around in his trunk and pulled out a very battered-looking wand.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 112). (Function). Kindle Edition.
☝️ロンが杖を取り出すためにトランクの中を「rummage(引っ掻き回して探す)」しています💼
まとめ
今回はハリポタ1巻の6章に出てきた次の動詞を解説しました。
- drift(漂う、さまよう)
- glance(ちらっと見る)
- blurt(うっかり口にする)
- shove(押し込む、突き飛ばす)
- tuck(押し込む、しまい込む)
- wind(巻きつく・曲がりくねる)
- rummage(引っかき回して探す)
今回紹介した単語は、ハリー・ポッターだけでなく他の文章でもよく出てくる単語ばかりです。しっかりと覚えておきましょう!

それではまた次の記事で!
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