初期ダンブルドアの変人エピソードを英語で読もう!🧙‍♂️

第1巻 Philosopher's Stone

このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。

今回は、ハリポタシリーズ第1巻「賢者の石」のダンブルドアの変人エピソードを英語でじっくり味わいたいと思います(・∀・)

ハリー・ポッターシリーズの最重要登場人物であるAlbus Dumbledore(アルバス・ダンブルドア)🧙‍♂️
すべてを見通しているような様子で、最初から最後までハリーに色々なアドバイスをしてくれます😊

ミチコ
ミチコ

白髪と長いヒゲでまさに「魔法使い・賢者」って感じだね🧙‍♂️

今回はそんなダンブルドアがシリーズ最初期にどんなことをしていたか、原書を読みながら思い出してみましょう!

ハリー・ポッターの原作は全7巻を10年にわたって執筆・出版されました📚️

そのため、長期連載されている漫画のように、最初期はキャラが固まっていない部分もあります。
特に初期ダンブルドアは後期ダンブルドアからは想像できない、ちょっと異質な行動をとっていたりします😁

※とはいえ、著者J. K. Rowlingはかなり設定を作り込んでからシリーズを執筆しているので、キャラクターが非常に多いにも関わらず、ハリポタシリーズはほとんど矛盾なく完結しています👏

今回はそんな最初期ダンブルドアのおもしろ行動原書(英語版)で味わっってみましょう😊

テライ
テライ

さっそく見ていこう!

ちょっとすべってる!?新年度のあいさつ

‘Welcome to a new year at Hogwarts! Before we begin our banquet, I would like to say a few words. And here they are: Nitwit! Blubber! Oddment! Tweak!
‘Thank you!’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 131). (Function). Kindle Edition.

ホグワーツの新学期が始まり、ダンブルドア校長が生徒たちを歓迎するシーンです🏰
でも、ダンブルドアのスピーチはちょっと…いや、かなり変わってます😆!


🧐 文章の意味と解説

“Welcome to a new year at Hogwarts!”
(ホグワーツの新学年へようこそ!)

“Before we begin our banquet, I would like to say a few words.”
(宴を始める前に、少し言いたいことがあります。)

ここまでは普通のスピーチのようですが…

“And here they are: Nitwit! Blubber! Oddment! Tweak!”
(それでは、こちらがその言葉です!「まぬけ! ぜい肉! 半端もの! 調整!」)

“Thank you!”
(ありがとう!)

ミチコ
ミチコ

えっ、それだけ!?

このあとハリーが監督生のパーシーに「あの人ってちょっと頭おかしい?(Is he – a bit mad?)」と聞いています🤭 普通の校長先生なら絶対にしないスピーチですね😁


🎭 ダンブルドアらしさ全開のユーモア

ダンブルドアは、ホグワーツの最も賢くて強い魔法使いですが、同時にとてもユーモラスな人物です🧙‍♂️✨
このスピーチでは、初期ダンブルドア「ユーモアのセンス」と「型破りな性格」 を表しています!

I would like to say a few words(これから少しお話ししたいと思います)」はスピーチを始める前によく使う言葉(定型文)です🎤

ダンブルドアはこの言葉どおり「a few words(ほんの数言)」を言うというボケをかましたわけです😁

🔎 4つの単語の意味

ほとんど意味のない言葉ですが、ダンブルドアが発した4つの単語を詳しく見てみましょう👀

単語意味解説
Nitwitまぬけ、バカちょっとおバカな人を指す言葉。冗談っぽく使われることが多いです。
Blubberぜい肉、泣きじゃくるクジラの脂肪を指すことも。泣くことも意味するので、「泣き虫」のニュアンスも。
Oddment半端もの、切れ端何かの余りものや、ちょっと変わったもののこと。
Tweakひねる、調整する何かを微調整すること。鼻をつまむような動作を指すことも。
テライ
テライ

どれも まとまりがなく、バラバラな単語です😁

映画ではボツに? ホグワーツの歌🎤

‘Everyone pick their favourite tune,’ said Dumbledore, ‘and off we go!’
And the school bellowed:

‘Hogwarts, Hogwarts, Hoggy Warty Hogwarts,
Teach us something please,
Whether we be old and bald
Or young with scabby knees,
Our heads could do with filling
With some interesting stuff,
For now they’re bare and full of air,
Dead flies and bits of fluff,
So teach us things worth knowing,
Bring back what we’ve forgot,
Just do your best, we’ll do the rest,
And learn until our brains all rot.’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (pp. 136-137). (Function). Kindle Edition.

「ハリー・ポッターと賢者の石」 に登場する ホグワーツの校歌?です🎤
めちゃくちゃ自由すぎる校歌になっています♫


🧐 文章の意味と解説

📢 ダンブルドアの掛け声

“Everyone pick their favourite tune,” said Dumbledore, “and off we go!”
(みんな好きなメロディーを選んで、さあ歌おう!)

tune = メロディー」という意味です♪
つまり、全員がバラバラの曲調で歌う という超カオスなスタイル!


🎼 校歌の歌詞と意味

みんなで大合唱した校歌の内容を見てみましょう!

テライ
テライ

歌の中身もかなり無茶苦茶です😁

🎤 1番目の歌詞:ホグワーツへのお願い

Hogwarts, Hogwarts, Hoggy Warty Hogwarts,
Teach us something please,

(ホグワーツ、ホグワーツ、ホギー・ウォーティー・ホグワーツ、
何か教えてください!)

Whether we be old and bald
Or young with scabby knees,

(私たちが年を取ってハゲていようが、
それとも若くて膝にかさぶたができていようが、)

最初の「Hoggy Warty Hogwarts」は 完全に酔っ払いのノリです🤷

「年を取ったハゲた人👴」も「膝にかさぶたがある若い子👶」もみんなホグワーツで学ぶ仲間と歌っています♬

3行目の「old」と「bald」、2行目・4行目の「please」と「knees」で韻を踏んでリズム感を出しています〽


🎤 2番目の歌詞:脳みそは空っぽ!?

Our heads could do with filling
With some interesting stuff,

(僕らの頭には、
面白いことを詰め込んだ方がいいんだ!)

For now they’re bare and full of air,
Dead flies and bits of fluff,

(だって今のところ、頭の中はすっからかん、
死んだハエとホコリのカケラしか入ってない!)

ここでも魔法界らしいぶっ飛んだ言葉が並んでいます😁

ここは3行目の「bare」と「air」、2行目・4行目の「stuff」と「fluff」で韻を踏んでいます〽


🎤 3番目の歌詞:最後のお願い

So teach us things worth knowing,
Bring back what we’ve forgot,

(だから価値あることを教えてください、
忘れたことを思い出させてください。)

Just do your best, we’ll do the rest,
And learn until our brains all rot.

(先生たちはベストを尽くして! あとは僕らが頑張るから!
そして脳みそが腐るまで学び続けるよ!)

最後までどことなく変な歌詞が続きます🤭

ここは3行目の「best」と「rest」、2行目・4行目の「forgot」と「rot」で韻を踏んでいます〽


🎩 ダンブルドアの意図は?

この 自由すぎる校歌 を導入したのは、もちろん ダンブルドア校長 🧙‍♂️✨
彼がこの歌を大切にしている理由を考えると…

  1. 「学校は学ぶ場所だけど、楽しむことも大事!」
    → 「自由な発想を持って学ぶことこそが、魔法使いに必要なこと」
  2. 「どんな人でも学べる場所!」
    → 「若くても年老いても、学ぶことに遅すぎることはない」
  3. 「ユーモアを忘れずに!」
    → 「魔法を学ぶなら、ちょっとくらいナンセンスでもいいじゃないか!」

そして皆が歌い終わったあと、ダンブルドアは次のように語っています↓

‘Ah, music,’ he said, wiping his eyes. ‘A magic beyond all we do here!

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 137). (Function). Kindle Edition.

ダンブルドアが「音楽は素晴らしい…」と涙を流しています🤭 これも後半ダンブルドアではなかなか見ない光景ですね😁


まとめ

この初期ダンブルドアのエピソードは、 魔法界らしい無茶苦茶な雰囲気を象徴する場面です📜✨

終盤のシリアスな雰囲気とは違う序盤の明るい魔法界を楽しんでいきましょう😊

テライ
テライ

それではまた次の記事で!

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