このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。
今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)の第10 「Hallowe’en(ハロウィン)」 に出てくる重要な形容詞・副詞について解説します 🎃
シリーズの中で頻繁に出てくる単語は、TOEICなどの試験でもよく出てくる表現です。Harry Potter で単語に慣れると試験の成績もどんどん上がります!💪
この章ではウッドによるクィディッチのルール説明や、城に侵入したトロールとの戦いなどが描かれます ⚔️
ハリーたちとハーマイオニー(Hermione) との関係性の進展も注目ポイントです! 😊

今回はちょっと難しい単語が多め!
ハリポタ頻出単語 1巻第10章 形容詞・副詞編
cheerful(元気の良い)
意味: 陽気な、元気の良い
例文:
- She gave a cheerful smile.
彼女は陽気な笑顔を見せた。 - The room had a cheerful atmosphere.
部屋には明るい雰囲気があった。
類義語:
- happy(幸せな)
- bright(明るい)
- lively(活発な)
反義語:
- gloomy(陰気な)
- sad(悲しい)
- miserable(惨めな)
関連単語:
- joy(喜び)
- mood(気分)
😊🌞
Malfoy couldn’t believe his eyes when he saw that Harry and Ron were still at Hogwarts next day, looking tired but perfectly cheerful.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 175). (Function). Kindle Edition.
☝️ ハリーを退学に追い込めたと思っていたマルフォイが、ハリーとロンの元気な様子をみて驚いているシーンです 😲
日本語訳例:「翌日、ハリーとロンがまだホグワーツにいて、疲れてはいるがとても楽しそうにしているのを見て、マルフォイは目を疑った。」
- 「can’t believe one’s eyes」
➢「自分の目を疑う(信じられない)」という慣用表現 - looking tired but perfectly cheerful
➢「 疲れてはいるが、とても楽しそうにしているように見えた」
✅ 分詞構文で「彼らは~に見えた」と主語(Harry and Ron)を修飾

perfectly cheerful は、ハリーとロンが全然へこんでない様子😁 を表してるよ
slight(わずかな)
意味: わずかな、少しの
例文:
- There was a slight noise outside.
外でかすかな音がした。 - I felt a slight headache.
軽い頭痛を感じた。
類義語:
- small(小さい)
- minor(些細な)
- faint(かすかな)
反義語:
- major(重大な)
- strong(強い)
- intense(激しい)
関連単語:
- trace(痕跡)
- subtle(微妙な)
Neither Neville or Hermione showed the slightest interest in what lay underneath the dog and the trapdoor. All Neville cared about was never going near the dog again.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (pp. 175-176). (Function). Kindle Edition.
☝️ 「禁じられた廊下」で3頭犬に出会ってからのネビルとハーマイオニーの様子を表した文章です。

少しややこしいので簡単に文の構造を解説します!
日本語訳例:「ネビルもハーマイオニーも、その犬と隠し扉の下に何があるかにはまったく興味を示さなかった。ネビルが気にしていたのは、二度とあの犬のそばに近づかないことだけだった。」
表現 | 解説 |
---|---|
Neither A nor B | 「AもBも〜ない」という否定の表現。文法的には本来 nor が正しい(書き間違いや口語的な崩しで「or」が使われることもあり得ます)。 |
showed the slightest interest | 「ほんの少しの関心すら示さなかった」→ “slightest” は最上級を用いて全否定を強調。 |
what lay underneath | “what” = 「何が」、lay = “lie(横たわる)” の過去形、underneath = 「〜の下に」 |
the dog and the trapdoor | 「犬と隠し扉」→ 「禁じられた廊下」の三頭犬のこと |
All Neville cared about | 「ネビルが気にかけていたすべてのこと」=「ネビルが唯一気にしていたこと」 |
was never going near the dog again | 「もう二度と犬のそばに行かないこと」 “going”は動名詞で、主語として機能しています |
✅️ 「All 〇〇 動詞 is」
= 「〇〇が唯一 〜 しているのは」
☝️ この表現はよく出てくるので覚えておきましょう👍️
impatient(せっかちな)
意味: 我慢できない、せっかちな
例文:
- He grew impatient waiting for the answer.
彼は返事を待ってイライラしてきた。 - Don’t be impatient with children.
子どもにイライラしないでください。
類義語:
- restless(落ち着かない)
- eager(熱心な)
- edgy(いら立った)
反義語:
- patient(我慢強い)
- calm(落ち着いた)
- composed(冷静な)
関連単語:
- irritation(苛立ち)
- delay(遅延)
⏳😤
Seamus got so impatient that he prodded it with his wand and set fire to it – Harry had to put it out with his hat.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (pp. 183-184). (Function). Kindle Edition.
☝️ 呪文学の授業中の1コマを描いた文章で、ユーモアと状況描写がうまく使われています😊
日本語訳例:「シェーマスはあまりにもイライラして、それ(羽)を杖でつついて火をつけてしまった ― ハリーは帽子で火を消さなければならなかった」
- got so impatient:「とてもイライラした😡」「我慢できなくなった」
- prodded:突く、つつく(“prod” の過去形)
- set fire to ~:「〜に火をつける」
- put it out:「それ(火)を消す」
🔸構文:「so + 形容詞 + that + 結果」
「とても〜なので…だ/した」という原因と結果を表す表現です。
✅ 例文:
He was so tired that he fell asleep.
→ 彼はとても疲れていたので、寝てしまった。
The box was so heavy that I couldn’t lift it.
→ 箱がとても重かったので、持ち上げられなかった。

indeed(確かに)
意味: 実に、確かに、まさに
例文:
- It was indeed a magical moment.
それは本当に魔法のような瞬間だった。 - He is indeed a talented student.
彼は確かに才能ある生徒だ。
類義語:
- truly(本当に)
- certainly(確かに)
- definitely(間違いなく)
反義語:
- hardly(ほとんど~ない)
- barely(かろうじて)
- doubtfully(疑わしく)
関連単語:
- affirmation(肯定)
- truth(真実)
✅✨
Indeed, by next morning Harry and Ron thought that meeting the three-headed dog had been an excellent adventure and they were quite keen to have another one.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 175). (Function). Kindle Edition.
☝️ 三頭犬と出会ったことを振り返るハリーとロンの描写です 🐶
日本語訳例:「実際、翌朝までには、ハリーとロンは三つ頭の犬と出会ったことをすばらしい冒険だったと思っていて、次の冒険にもかなり乗り気になっていた。」
- quite keen :「かなり乗り気で」「非常に〜したいと思って」
「Indeed」は強調の副詞で、前述の内容を裏付けたり、話を展開させるときに使われます。文頭に置かれることが多く、「驚き」や「意外性」のニュアンスも含んでいます。
offhand(ぶっきらぼうに)
意味: 即座に、ぶっきらぼうに
例文:
- I can’t remember the name offhand.
すぐには名前を思い出せない。 - He answered her question offhand.
彼はぶっきらぼうに彼女の質問に答えた。
類義語:
- spontaneously(即座に)
- casually(無造作に)
- abruptly(唐突に)
反義語:
- thoughtfully(慎重に)
- formally(正式に)
- carefully(注意深く)
関連単語:
- response(返答)
- tone(口調)
🗣️💬
‘Er – have the Bludgers ever killed anyone?’ Harry asked, hoping he sounded offhand.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 181). (Function). Kindle Edition.
☝️ ハリーがウッドにクィディッチのルールを聞いているシーンです 🧹
日本語訳例:「えーと…ブラッジャーで誰かが死んだことってあるの?」と、ハリーはなるべく気軽そうに聞こえるように尋ねた。
- hoping he sounded offhand は分詞構文。
「さりげなく聞こえていることを願いながら」の意味。 - offhand は「気にしていないように」というニュアンス。
このシーンでは本当は気になっているけど、それを隠して軽く聞いたふりをしたという表現になっています 😊

初めてのクィディッチに緊張しているハリー
強がっている様子がおもしろいね 🤭
downright(まったくもって)
意味: 全く、完全に(しばしば否定的な意味で使われる)
例文:
- That’s a downright lie!
それは完全なウソだ! - The weather was downright terrible.
天気はまったくもってひどかった。
類義語:
- completely(完全に)
- absolutely(まったく)
- utterly(徹底的に)
反義語:
- partially(部分的に)
- vaguely(漠然と)
- slightly(わずかに)
関連単語:
- honesty(正直)
- exaggeration(誇張)
Ron dropped his wand. Hermione Granger, telling a downright lie to a teacher?
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 190). (Function). Kindle Edition.
☝️ ハリーとロンが怒られそうになっているときに、ハーマイオニーが嘘をついてかばう重要なシーンです!
日本語訳例:「ロンは杖を落とした。ハーマイオニー・グレンジャーが、先生に真っ赤な嘘をついたって?」
後半部分はロンやハリーの驚きを強調するため、
「Hermione Granger is telling a downright lie…?😲」から主語を強調して疑問形に崩した文になっています👈️
- downright lie:「まるっきりの嘘」「真っ赤な嘘」

メインの3人が仲良くなる超重要シーン!
しっかり意味を理解しておきましょう😊
まとめ
今回はハリポタ1巻の10章に出てきた次の形容詞と副詞を解説しました。
- cheerful(元気の良い)
- slight(わずかな)
- impatient(せっかちな)
- indeed(確かに)
- offhand(ぶっきらぼうに)
- downright(まったくもって)
今回は少し難しい形容詞や副詞もピックアップしてみました 🗒️
ハリポタシリーズ内でも頻繁に登場するわけではないのですが、知っているとより深く登場人物の感情を理解できると思います‼️

それではまた次の記事で!
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