ハリポタ1巻16章の単語解説♟️~動詞編~

第1巻 Philosopher's Stone

このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。

今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)の1巻16章「Through the Trapdoor(仕掛け扉を抜けて出てくる重要な動詞について解説します 🐲
※邦訳版では「仕掛けられた罠」というサブタイトルに翻訳されています。

16章ではついにクライマックス!
ハリーたちが三頭犬フラッフィーを越えて賢者の石を守るため、様々な魔法の罠に立ち向かいます♟️

テライ
テライ

『賢者の石』で一番の見どころ!
楽しんで読んでいきましょう😊

「賢者の石」といえばチェスのシーンを思い出す人も多いかも

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登場する単語や固有名詞の由来なども紹介されていて、ハリポタの世界をより楽しめます🧙

ハリポタ頻出単語 1巻第16章 🐎動詞編

wander

  • 発音: /ˈwɒn.dər/
  • 活用: wander – wandered – wandered – wandering
  • 意味: さまよう、ぶらつく、迷い歩く 🚶‍♂️
  • 例文:
    He wandered through the castle halls at night.
    (彼は夜に城の廊下をさまよった。)
  • 類義語:
    roam(歩き回る)
    drift(漂う)
    stray(道に迷う)
  • 関連単語:
    wanderer(放浪者)
    wandering(放浪する)

本編内での使用例「wander」

【原書使用例🧙】

How many people wander around with dragon eggs if it’s against wizard law? Lucky they found Hagrid, don’t you think?

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 284). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
「ドラゴンの卵を持ち歩く人が、魔法使いの法律で禁止されているのにどれだけいると思う? ハグリッドに見つかって幸運だったと思わない?」

☝️ なにかに気づいたハリーのセリフです。全体として、皮肉っぽい調子で「ドラゴンの卵を持ち歩く奴なんて普通いないだろ。ハグリッドを偶然出会ったにしては出来すぎている」と言っています🧐

How many people wander around with dragon eggs …?
➢ 「どれだけの人が〜しているのか?」という反語的な否定の表現。
wander around は「うろつく、歩き回る」
 ここでは「持ち歩く」くらいの軽いニュアンス。

if it’s against wizard law
against the law
  = 「法律に反する」

Lucky they found Hagrid
➢ 省略構文で、本来は
 It’s lucky that they found Hagrid.
➢ この Lucky(幸運な)は「運が良すぎる」というニュアンスで使われています。

don’t you think?
➢ 相手に同意を求める表現。「そう思わない?」

テライ
テライ

wonder(不思議・驚き)とは全然意味が違うから見間違えないようにね!

ドラゴンが大好きすぎるハグリッド

clamp

  • 発音: /klæmp/
  • 活用: clamp – clamped – clamped – clamping
  • 意味: 強くはさむ、固定する、押さえつける 🔧
  • 例文:
    He clamped his mouth shut to avoid screaming.
    (叫ばないように口を固く閉じた。)
  • 類義語:
    fasten(固定する)
    grip(しっかりつかむ)
    secure(確保する)
  • 関連単語:
    clamp(万力・留め具)
    clamping(締め付け)

本編内での使用例「clamp」

【原書使用例🧙】

Harry was quite sure the unsettled feeling didn’t have anything to do with work, though. He watched an owl flutter towards the school across the bright blue sky, a note clamped in its mouth.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 284). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
ハリーは、その落ち着かない気持ちが勉強と関係しているわけではないと確信していた。
彼は、青く澄んだ空を横切って学校に向かって羽ばたくフクロウを見つめた──口には一枚のメモをしっかりくわえていた。

☝️ 試験終わりのホグワーツを描写しながら、なんとなく不安なハリーの心情を表しています🧐

the unsettled feeling
➢ 「落ち着かない気持ち」「不安な感覚」
unsettled は「不安定な、落ち着かない」

didn’t have anything to do with …
➢ 「〜と関係がある」
 = have something to do with …
➢ 否定形なので「〜とは関係がなかった」

He watched an owl flutter …
watch + O + 原形動詞
 = 「Oが〜するのを見守る」
flutter = 「ぱたぱた羽ばたく」🦉

across the bright blue sky
➢ 「明るい青空を横切って」
across は「〜を横切って」

a note clamped in its mouth
➢ 分詞構文的に使われた表現で
 「口にメモをくわえたまま」
clamp = 「ぎゅっと挟む・くわえる」

テライ
テライ

unsettled は「不穏な、不安定な」という意味で、気持ちや状況に対して使われます😔


halt

  • 発音: /hɔːlt/
  • 活用: halt – halted – halted – halting
  • 意味: 停止する、止まる ✋
  • 例文:
    The soldiers halted at the gate.
    (兵士たちは門の前で止まった。)
  • 類義語:
    stop(止まる)
    pause(一時停止する)
    cease(中止する)
  • 関連単語:
    halting(ためらいがちな)
    halter(止めるもの)

本編内での使用例「halt」

【原書使用例🧙】

Harry, Ron and Hermione didn’t speak to each other at all until they came to a halt in the Entrance Hall, which seemed very cold and gloomy after the grounds.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 286). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
ハリー、ロン、ハーマイオニーは、入口ホールに着いて立ち止まるまで、一言も口をきかなかった。
そのホールは、外の校庭に比べるととても寒々しく、陰気に感じられた。

☝️ ハグリッドがフラッフィー(三頭犬)の突破方法を知らない人に教えてしまったと聞き、焦っている3人の様子です😰

didn’t speak to each other at all
➢ 「まったく話さなかった」
at all が否定を強め、「全然」「一切〜ない」

until they came to a halt
come to a halt
  = 「立ち止まる」「停止する」
until = 「〜するまで」

Entrance Hall
➢ ホグワーツ城の「入口ホール」
 (大きな玄関ホール)

which seemed very cold and gloomy
➢ 関係代名詞 whichEntrance Hall を説明。
➢ 「寒々しく(cold)陰気な(gloomy)」と描写
ハリーたちの感情の描写として使われています。

キャンドルなどの明かりしかないホグワーツはどこもちょっと暗め

tumble

  • 発音: /ˈtʌm.bəl/
  • 活用: tumble – tumbled – tumbled – tumbling
  • 意味: 転がる、倒れる、転落する 🤸
  • 例文:
    He tumbled down the stairs.
    (彼は階段を転げ落ちた。)
  • 類義語:
    fall(落ちる)
    collapse(崩れる)
    topple(倒れる)
  • 関連単語:
    tumbler(転がる人・コップ)
    tumbling(宙返り・転倒)

本編内での使用例「tumble」

【原書使用例🧙】

Whatever Professor McGonagall had expected, it wasn’t that. The books she was carrying tumbled out of her arms but she didn’t pick them up.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 281). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
マクゴナガル先生が何を予想していたにせよ、それはまったく予想外だった。
彼女が抱えていた本は腕からばらばらと落ちたが、拾おうとはしなかった。

☝️ ハリーたちに「賢者の石についてダンブルドア校長に話したいことがある」と話しかけられ、まさか賢者の石のこととは思っても見なかったマクゴナガル先生が驚愕しています😮

  • Whatever Professor McGonagall had expected
    Whatever … = 「〜が何であろうとも」
    ➢ 「マクゴナガル先生が何を予想していたにせよ」
  • it wasn’t that.
    ➢ 「それではなかった」
     =「まったく予想外だった」
  • The books she was carrying
    ➢ 関係代名詞節。
     「彼女が運んでいた本」
  • tumbled out of her arms
    tumble = 「ごろごろ転がり落ちる」「ばらばらと落ちる」
  • but she didn’t pick them up.
    ➢ 「しかし拾おうとはしなかった」
テライ
テライ

マクゴナガル先生は厳しい雰囲気だけど、けっこう表情豊か😊

ハリポタ公式Xから
マクゴナガル先生の名シーン集

まとめ

今回はハリポタ1巻の16章に登場した次の動詞を解説しました。

  • wander(さまよう)
  • clamp(強く挟む)
  • halt(停止する)
  • tumble (転がる)

wander」は「wander around(うろうろ動き回る)」といった表現でシリーズの中で頻繁に登場します。(ハリーが透明マントで動き回るので…)
しっかり覚えておきましょう💪

テライ
テライ

それではまた次の記事で!


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