このページはHarry Potterを「楽しく」「無理なく」英語で読めるようになるための入門ガイドです📚✨
これから原書に挑戦したい方、途中で挫折したことがある方へ向けて、実体験も交えながらまとめました。

英語の本なんて読める気がしないなぁ…

大丈夫!
最初は難しくても、続けていると誰でも自然に読めるようになるよ!

英語で読むっていっても何から始めたら良いのかな…?

じゃあさっそく解説していこう 🪄

+ The Tales of Beedle the Bard
原書って難しい? 🤔
「英語版のハリー・ポッター=難しい本」
そんなイメージ、ありませんか?

英語の本なんて帰国子女とかじゃないと読めないでしょ?

実はハリポタはそんなに難しい本じゃないんだ!
ハリーポッターの原書には次の3つの特徴があります。
- 英語の難易度は 中学生〜高校生レベル
- 会話文が多く読みやすい
- 同じ単語が繰り返し使われる
つまり、ハリー・ポッターシリーズは、簡単な単語が多く英語初心者でも読みやすいという特徴があります。

3つの特徴を詳しく見てみよう
※データは『決定版「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』から引用しています。
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高1レベルまでの単語が80%以上
ハリー・ポッターシリーズは子どもたちも読めるように、全体的に簡単な単語が使われています。
どれくらい語彙が簡単かと言うと、ハリポタシリーズの英単語には次の特徴があります📚️
- 高校1年生までの単語が80%以上!
高1までに学ぶ単語を基本語と呼びます。 - 基本語と固有名詞で全体の約90%!
つまり、人名や地名などの固有名詞が分かれば、高校1年生でも9割理解できるということです!
特に第1巻『賢者の石(Philosopher’s Stone)』では基本語が81.2%となっており、シリーズの中でも最も簡単な単語が多い巻になっています😊

でも高校の単語も全部知ってるわけじゃないし……
1割知らない単語だったら読み進められないんじゃない…?

知らない単語が入っていても、話の流れで読めるものなんだ😊
詳しいやりかたは後半で解説するよ📖
セリフが多く読みやすい
ハリー・ポッターシリーズは「会話文・セリフが多い」ことも大きな特徴です。
シリーズを通して、文章全体の約3分の1が会話文になっています。

会話文が多いとなにか良いことあるの?

地の文よりも会話文のほうが意味を理解しやすいんだ
会話文には次の特徴があります。
- 細かい単語が分からなくても
会話の流れでなんとなく意味が分かる。 - 基本語が多く読みやすい。
- 挨拶など決まった単語が多い。
シリーズを読み進めていくと、会話文の読みやすさを実際に感じ取れると思います😊
同じ単語が何度も登場する
第1巻『Philosopher’s Stone』で登場する単語には次の特徴があります。
- 総語数は70,000語以上
- 異なり語数は4,000語弱

異なり語数が4,000語ってどういう意味?

1巻のなかで4000種類の単語しか登場しないってことだよ

ってことは…?

「同じ単語が何度も登場する」ってことなんだ!
だから慣れてくるほど読みやすくなるんだ
第1巻『賢者の石』で、同じ単語が何回登場するかカウントすると、次のようになります。
- 基本語は平均50回登場
- 固有名詞は平均20回登場
- その他の単語も平均5回登場
つまり読んでいる中で、よく見る単語の意味を理解すれば、後半はどんどん読みやすくなります。
また、よく使われる単語というのは著者 J. K. Rowling のクセのようなものなので、1巻以降も何度も登場することになります。
そのため1巻を読み終われば、2巻以降はとても読みやすくなります💪

同じ単語が何度も登場するから、
難しい単語もなんとなく意味が分かるようになってくるよ
どの巻から読むべき? 📚️
「自分の好きな巻から読み始めればOK!」と言いたいところですが、
難易度的には第1巻『Harry Potter and the Philosopher’s Stone(ハリー・ポッターと賢者の石)』から読み始めるのがオススメです。
その理由は、次のとおりです↓
✔ 文章量が少なく読み切りやすい
✔ 基本語の率が一番高く簡単な単語が多い
✔ 登場人物・世界観の説明が丁寧
✔ 中盤以降より文章がやさしい
✔ 1冊で物語がまとまっている
ハリーと一緒に魔法界に飛び込む1巻は、
魔法界の専門用語(Muggleなど)についても物語中で解説してくれるので、1巻から読み進めれば自然と魔法界の語彙も理解することができます。
まずは自分の英語力を確認しよう ✔
ハリー・ポッターの原書に挑戦する前に、まずは自分の英語力を確認してみましょう!
次の文章は第1巻『Harry Potter and the Philosopher’s Stone」の冒頭の文章です。どんな内容が書いてあるのか分かりますか?
They were the last people you’d expect to be involved in anything strange or mysterious, because they just didn’t hold with such nonsense.
Rowling, J.K. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p.1). Pottermore Publishing. Kindle 版.

ここの「They」はダーズリー家のことだよ☝️
この文章をどれくらい理解できたかで英語レベルを3段階に分け、ハリポタ原書に挑戦する前のアクションを決めます!
ほとんど理解できなかった 😞
- 突然出てきた「you’d」って何?
- どれが動詞でどれが主語か分からない。
- 「anything」「because」ってどういう意味?
この文章を読んでみて、文の構造が全く理解できなかった人は、まず、中学生レベルの英文法から復習することをオススメします📝
実はこの文章だけでも
関係代名詞や助動詞willの過去形などが入っていて、最低限の英文法の知識がないと、そもそもの文の構造が分からなくなってしまいます😥
最近は大人が英文法を復習するための本なども色々と出版されているので、それを使って文法の勉強から始めるのがオススメです!
文法の学習と言っても、細かい文法用語を覚える必要はありません!
英語の文の構造が分かるようになればOKなので少しずつ学んで行きましょう😊
英語初心者の方にオススメの文法書はこちら
イラストがたくさん載っていて、感覚的に英文法が理解できるので、英語初心者にもわかりやすいと評判です👍️
文の構造は分かった
- 「you’d 〜」が「the last people」を説明していることが分かった
- いくつか知らない単語があったけど、大体の意味は分かった。
こんな方は、今すぐハリポタ原書に挑戦してOKです!
ハリポタでは1文が長い場合もありますが、複雑な構造の文は少ないです。
そのため、このレベルの文章の構造が理解できるのであれば、時間をかければハリポタ原書を読み進めることができると思います。
文章中にこんな表現が使用されていました。
「expect 〇〇 to 〜」
→「〇〇が〜すると期待・予期する」
「be involved in 〜」
→「〜に巻き込まれる」
これらはハリポタでも頻出の表現です。
もし知らなかった場合は、ハリポタ原書を読みながら、単語帳で英単語の語彙を増やすことをオススメします。
知っている語彙を増やすことで、ハリポタ原書がより読みやすくなることを実感できると思います😊
実際の英語でも頻出の単語は、受験英語でも頻出なので、使用する単語帳は受験生が使うような英単語帳でOK!👍
オススメは「システム英単語(通称:シス単)」です📖
短いフレーズで単語を覚えられるので、文章の中で出てきたときに意味を思い出しやすいです💡
すべて理解できた
この文章をすべて理解できた方は、
今すぐハリポタ原書に挑戦しましょう!
「mysterious(不思議な)」や「nonsense(馬鹿げたこと)」など、あまり見たことがない単語が登場するかもしれませんが、細かい意味まで理解しなくても文章の流れで理解できることがほとんどです。
次の見出しで説明する長文コツを踏まえて原書を読み進めて行きましょう😊
冒頭文の意味と構造解説
ここで紹介した文章を日本語訳すると次のとおりです。
They were the last people you’d expect to be involved in anything strange or mysterious, because they just didn’t hold with such nonsense.
Rowling, J.K. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p.1). Pottermore Publishing. Kindle 版.
【日本語訳例 🇯🇵】
彼らは、奇妙なことや不思議なことに関わるとは、最も思えない人たちだった。というのも、彼らはそんな馬鹿げたことをまったく受け入れなかったからだ。
詳しい文章の構造解説は次のとおりです。
気になる人だけご覧ください。
文章の解説
🧩 文法・構造の解説
この文は大きく3つのパーツに分かれます。
① 主節
They were the last people you’d expect …
➢「彼らは、〜だとは最も思えない人たちだった」
- the last people …
➢「最も〜しそうにない人たち」
直訳は「あなたが〜だと予想する最後の人たち」
② 関係代名詞節(people を説明)
you’d expect to be involved in anything strange or mysterious
➢「あなたが思うような、奇妙で不思議なことに関わる」
- you’d expect = you would expect
- to be involved in …
➢「〜に関わる」
③ 理由の節(because)
because they just didn’t hold with such nonsense
➢「なぜなら、彼らはそんなナンセンスを全く信じなかったから」
- hold with ~
➢「〜を支持する/信じる/受け入れる」
• • such nonsense
➢「そんな馬鹿げたこと」

読み進めるときは日本語訳しようとしなくて大丈夫だよ
原書を読むときのコツ 📖
英語の長い文章を読もうとしても、最初のうちはわからない単語がたくさん出てきて心が折れそうになると思います。そんな初心者の方にオススメの読み方を紹介します。
✨ コツ①「わからない単語は飛ばす」
ハリポタの原書を読み始めて一番つらいのは
知らない単語がたくさん登場することだと思います🤔
英語初心者の方ほど
1単語ずつ辞書で調べてしまいがちです📒
しかし、知らない単語が出てくるたびに意味を調べていると、全然物語が進まず、楽しさを感じられなくなってしまいます。
そのため知らない単語は無視して読んでしまってOKです!
文章中に分からない単語が出てきても、文章全体の意味はなんとなく分かることがほとんどなので、いちいち細かい単語を調べる必要はありません。
また、知らない単語でも、文脈から意味がぼんやり分かることも多く、何度も同じ単語が出てくれば、その意味も掴めてくると思います。
知らない単語が出てきても、まずはそのまま読み進めていき、ある程度読み終わった後に「気になる単語だけ意味を調べてみる」という読み方がオススメです。

英語を読むときは完璧主義はやめよう!ちょっとテキトーに読むのがベスト!
✨ コツ②「日本語訳せずに読む」
学校で習う英語の読み方は、
「英語をすべて日本語訳して意味を理解する」
という方法でした。
しかし、英語の本を読む際に全文を頭の中で日本語訳していると、一向に話が進みません。
そのため、英語を英語のままで理解するという意識をするのがオススメです。
例えば前述したハリポタの冒頭の文章も、
全文を日本語訳して理解するのではなくて、
- ダーズリー家は「the last people」
- 「strange or mysterious」には「involved」されない
- 「such nonsense」が嫌いなんだな〜
こんな風になんとなく文章の要素を理解できていれば十分です😊
ルー大柴みたいな感じ😏
慣れてくると
「involved」→「関わる・巻き込まれる」という変換をしなくても、
頭の中で文章の内容を理解できるようになっていきます。

慣れるまでは難しいかも!
少しずつ英語に慣れていこう💪
✨ コツ③「映画や日本語版で予習してから読み始める」
久しぶりにハリー・ポッターシリーズに触れる方は、英語の原書を読む前に映画や日本語版で予習することをオススメします🎥
英語版を読んでいると、知らない単語や意味を理解しにくい文章に直面します😞
そんなとき、ストーリーを覚えている人なら、
・この場面だったらこういうセリフなんじゃないか?
・映画で出てきたあの動作を表現してるんじゃないか?
となんとなく場面をイメージできます🤔💭
英語を読み進めているうちに、
「この場面、あのシーンだ!」
と思いながら読むのはとても楽しいですよ😊

場面をイメージしながら読み進めよう🤔💭
✨ コツ④「1日1ページなど目標を小さく」
慣れるまでは、英語の文章を読み進めるのはかなり大変です💦
1章、1ページ、1行読むのにすら最初はかなりの時間がかかってしまいます。

最初のうちは1日1ページ読むのでもかなり大変だよ……
そのため目標は低くして、毎日継続して読み進めることをオススメします!
初めて原書に挑戦するなら、
「1日1文読む!」
くらいで十分です👏
これが習慣になっていけば、そのうち1日1行では物足りなくなって、
・1日1段落
・1日1ページ
さらに慣れてくれば、
・1日1章
くらい読むスピードが早くなっていきます😊
自分の成長を感じながら、継続して読んでいきましょう👍️
継続=最強の学習法です✨
ハリポタ必須英単語
ハリー・ポッターシリーズには、
- 魔法・ファンタジー系の特殊な単語 🦄
→ 例:wand(魔法の杖) - ハリポタ魔法界の専門用語 🪄
→ 例:Remembrall(思い出し玉) - 魔法界の変わった固有名詞 🧙♀️
→ 例:Diagon Alley(ダイアゴン横丁)
といった、普通の単語帳には載ってないような単語も多数登場します📖
こういった単語はシリーズ中に何度も登場するので、読み進めていくうちに自然と覚えてしまいます。しかし、事前にどんなものが登場するのか理解しておくと、より一層原書を読みやすくなります😊
1巻でよく登場する単語の一部を紹介します↓
- wand(杖)
- spell(呪文)
- cloak(マント)
- robe(ローブ)
- potion(薬・魔法薬)
- broomstick(ほうき)
- hex(呪い)
- curse(呪い)
- quill(羽ペン)
などなど……
魔法関係の単語を知っておくとハリポタシリーズがかなり読みやすくなります。
こういった魔法関係の単語を理解するためにオススメなのが、
『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』という本です。

この本はその名のとおり、
ハリー・ポッターを英語で読めるよう、
こんな内容が書かれています↓
・各章の難しい単語の意味
・ハリポタに登場する固有名詞の由来
・登場人物のなまり解説
・その他英語にまつわる小ネタ
特に固有名詞の由来やなまり解説は、
自力で読んでいるだけでは分からない内容なので非常にオススメです。
1巻〜8巻(呪いの子)まで各巻に対応して出版されており、シリーズ全体を解説した「決定版」という本も出版されています。
ハリポタを原書で読み進めたい人にはとてもオススメなので、ぜひ手に取ってみてください!

僕も最初はこの本で魔法界の用語を調べながら原書を読んでたよ📖
また、このブログでも魔法界関係の単語をまとめた記事を投稿しています😊
興味があればこちらも読んでみてください👏
最後に
ハリー・ポッターの原書を読むために一番大切なことは、
勉強ではなく「読書」として楽しむこと
です☝️
勉強するというしんどい気持ちで読もうとしても、なかなか続けられるものではありません😞
✔ 忙しい日は本を開くだけでOK
✔ 疲れた日は映画でもOK🎬
✔ 分からなければ日本語訳版を確認してもOK
このくらいテキトーな感じで大丈夫です😊
🌟 英語は「続けた人が勝ち」です 🌟
英語学習というより
「本物の魔法界に飛び込む!」
そんな気持ちで、ぜひ楽しんでください🪄
困ったときは、このブログをいつでも覗いてください😊
一緒に少しずつ、ハリポタ英語を読めるようになっていきましょう👍️

それではまた次の記事で!

