ハリポタ1巻15章の単語解説🐎~名詞編~

第1巻 Philosopher's Stone

このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。

今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)の1巻15章「The Forbidden Forest(禁じられた森)出てくる重要な名詞について解説します 🐲

15章ではハリーたちが detention(罰則)として Forbidden Forest(禁じられた森)の見回りに行くことになります 🌳
恐ろしい魔法生物が生息する禁じられた森の中で、ハリーたちが出会う『人物』とは…… 🐎

今回は魔法生物や馬に関する単語をピックアップしてみました。頻繁に登場する単語ではありませんが、これを機会に覚えてみましょう🐴

テライ
テライ

会話の内容を理解するのがちょっと難しいこの章🤔
会話についていけるようがんばろう💪

15章の動詞編はこちら

15章の名詞編はこちら

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登場する単語や固有名詞の由来なども紹介されていて、ハリポタの世界をより楽しめます🧙

ハリポタ頻出単語 1巻第15章 🐎名詞編

centaur

意味: ケンタウルス
(上半身が人間、下半身が馬の神話的生物)

例文:

The centaur stepped out of the shadows.
(ケンタウルスが影から姿を現した。)

類義語:

  • mythological creature(神話上の生物)
  • hybrid(混成種)
  • half-human(半人間)

本編内での使用例「centaur」

【原書使用例🧙】

‘Never,’ said Hagrid irritably, ‘try an’ get a straight answer out of a centaur. Ruddy star-gazers. Not interested in anythin’ closer’n the moon.’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 273). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例:「ケンタウルスからまともな答えを引き出せたことなんて一度もなかった」
とハグリッドはいら立たしげに言った。
「まったく厄介な星ばかり見てる連中さ。月より近いことには全然興味を持たねえんだ。」

☝️ ケンタウルスのはっきりしない様子にイライラしているハグリッドです😠

  • irritably(副詞)
    ➢「いらいらして」「不機嫌に」
    irritate(いらいらさせる)の副詞形。
  • straight answer(イディオム)
    ➢「率直な答え」「ごまかしのない答え」
  • get … out of …(句動詞)
    ➢「(人から)…を引き出す」
  • ruddy(形容詞・イギリス口語 🇬🇧)
    ➢「ひどく」「やたらと」「赤ら顔の」
    ✅️ ここでは「厄介な」「いまいましい」という意味。
    👉 イギリス英語では「ruddy fool(まぬけなやつめ)」のように軽い罵りとして使われます🙊
  • star-gazers(名詞)
    ➢「星を見つめる人」「星占い師」
  • Not interested in anything closer’n the moon.
    ➢「月より近いことには興味を持たない」
    ➢ closer’n = closer than(くだけた縮約形)
テライ
テライ

ケンタウルスは占星術に夢中で、地上のことには無関心だといらだってます

centaur
スタジオツアー東京で撮影

unicorn

意味: ユニコーン(額に一本の角を持つ伝説の白馬)

例文:

They found a dead unicorn in the forest.
(彼らは森で死んだユニコーンを見つけた。)

類義語:

  • mythical horse(神話の馬)
  • magical beast(魔法の獣)
  • legendary creature(伝説の生物)

本編内での使用例「unicorn」

【原書使用例🧙】

The blood of a unicorn will keep you alive, even if you are an inch from death, but at a terrible price.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 278). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例:「ユニコーンの血は、たとえ死の一歩手前にあってもあなたを生かし続けるだろう。だが、それは恐ろしい代償を伴う。」

☝️ ケンタウルスのFirenze(フィレンツェ)が「ユニコーンの血」の効果について説明してくれています🦄

  • will keep you alive
    ➢「あなたを生かし続ける」
    ✅️「keep + O + 形容詞」
     =「Oを~の状態に保つ」
  • even if
    ➢「たとえ~でも」
    ※ 条件を強調する表現。
  • an inch from death
    ➢「死からわずか1インチ(数センチ)」
     =「死の一歩手前」
    物理的距離を比喩的に使った比喩表現。
  • at a terrible price
    ➢「恐ろしい代償を払って」
    price は「値段」だけでなく「犠牲・代償」の意味もある。
    ※「高くつく」「大きな犠牲を払う」といったニュアンス。
テライ
テライ

ユニコーンの毛は杖の芯に使われているよ

👉️ 魔法の杖に関する英単語はこちらから

hooves(hoofの複数形)

意味: (馬やケンタウルスなどの)ひづめ

例文:

The centaur’s hooves echoed on the ground.
(ケンタウルスのひづめが地面に響いた。)

類義語:

  • foot(足)🦶
  • paw(動物の足)🐾
  • claw(かぎ爪)🦞

本編内での使用例「hooves」

【原書使用例🧙】

He heard hooves behind him, galloping, and something jumped clean over him, charging at the figure.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 275). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例:彼(ハリー)は背後でひづめの音が激しく響く(駆ける)のを聞いた。そして、何かが彼の頭上をすっかり飛び越えて、その人影に向かって突進していった。

☝️ ユニコーンの血を吸う人影からフィレンツェが助けてくれるシーンです🐎

  • galloping 🐴💨
    ➢「全速力で駆ける、ギャロップする」
     馬の走り方の中でも最速の動き。
  • jumped clean over
    ➢「すっかり飛び越える/完全に飛び越える」
    clean はここでは「完全に、すっかり」という強調。
  • charging at
    ➢「突進する、勢いよく向かっていく」
     攻撃や力強い行動を表すときによく使われます。
    ➢ 例: The bull charged at the matador.
     (雄牛が闘牛士に突進した)
  • the figure
    ➢ 「人影、姿、シルエット」
     性別や正体を明かさないときに便利な表現。

palomino

意味: パロミノ(黄金色の毛と白いたてがみを持つ馬の品種

例文:

A palomino stood gracefully in the meadow.
(パロミノ馬が草原に優雅に立っていた。)

類義語:

  • horse(馬)
  • stallion(種馬)
  • mare(雌馬)

関連単語:

  • mane(たてがみ)
  • tail(尾)

本編内での使用例「palomino」

【原書使用例🧙】

A centaur was standing over him, not Ronan or Bane; this one looked younger; he had white-blond hair and a palomino body.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 275). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例:そのケンタウルスは彼の上に立っていた。ロナンでもベインでもなく、もっと若く見えた。白金色の髪と、パロミノの馬体を持っていた。

☝️ ケンタウルスのフィレンツェについて描写されているシーンです🐎

  • standing over him
    ➢「彼の上に立っていた」
    「上に立つ」という直訳的な意味よりも、「見下ろすように立つ」というニュアンスです。
  • looked younger
    ➢「若く見えた
    ➢「look + 形容詞」=「〜に見える」
テライ
テライ

palomino は珍しい品種なので、フィレンツェの異質さがより強調されています🐎


mule

意味: ラバ(馬とロバの交配種。荷物を運ぶための動物)

例文:

He rode a mule along the narrow path.
(彼は細い道をラバに乗って進んだ。)

類義語:

  • donkey(ロバ)
  • horse(馬)
  • pack animal(荷物を運ぶ動物)

関連単語:

  • hooves(ひづめ)
  • stable(馬小屋)

本編内での使用例「mule」

【原書使用例🧙】

‘What are you doing? You have a human on your back! Have you no shame? Are you a common mule?’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 276). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例:「何をしているんだ? 背中に人間を乗せているじゃないか! 恥ずかしくないのか? お前はただのラバか?」

☝️ ケンタウルスの価値観が強いBane(ベーン)が、 Firenze(フィレンツェ)に激怒しています😡🐎

  • What are you doing?
    ➢ 「何をしているんだ?」という強い非難のニュアンスです😠
  • You have a human on your back!
    ➢ 「背中に人間を乗せているじゃないか!」
    on your back
    =「背に」「背中に乗せて」
  • Have you no ~ ?
    ➢ 古風・強調表現で、「お前は~を持ってないのか?」という非難の表現です。
    ✅️ 現代的には “Don’t you have any shame?” の表現になります。
  • Are you a common mule?
    ➢ 「お前はただのラバか?」
    common mule は「ただの荷物運びの下等なラバ」という侮辱的表現です。
テライ
テライ

人を乗せるのは恥ずかしいこと」っていうケンタウルス特有の価値観がおもしろいシーンだね🐎

まとめ

今回はハリポタ1巻の15章に登場した次の名詞を解説しました。

  • centaur(ケンタウルス)
  • unicorn(ユニコーン)
  • hooves(ひづめ)
  • palomino(パロミノ)
  • mule(ラバ)

今回は魔法生物や馬に関する単語をピックアップしてみました。頻繁に登場する単語ではありませんが、これを機会に覚えてみましょう🐴

テライ
テライ

それではまた次の記事で!

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