ハリポタ1巻16章の単語解説♟️~形容詞・副詞編~

第1巻 Philosopher's Stone

このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。

今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)の1巻16章「Through the Trapdoor(仕掛け扉の向こうへ出てくる重要な形容詞・副詞について解説します 🐲
※邦訳版では「仕掛けられた罠」というサブタイトルに翻訳されています。

16章ではついにクライマックス!
ハリーたちが三頭犬フラッフィーを越えて賢者の石を守るため、様々な魔法の罠に立ち向かいます♟️

テライ
テライ

『賢者の石』で一番の見どころ!
楽しんで読んでいきましょう😊

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登場する単語や固有名詞の由来なども紹介されていて、ハリポタの世界をより楽しめます🧙

ハリポタ頻出単語 1巻第16章 🐎形容詞・副詞編

batty

  • 発音: /ˈbæti/
  • 意味: 頭がおかしい、風変わりな 🤪
  • 例文:
    Some students thought he was a bit batty.
    (彼は少し変わっていると生徒たちは思っていた。)
  • 類義語:
    crazy(狂った)
    eccentric(風変わりな)
    odd(奇妙な)
  • 関連単語:
    madness(狂気)
    eccentricity(風変わり)

本編内での使用例「batty」

【原書使用例🧙】

Their very last exam was History of Magic. One hour of answering questions about batty old wizards who’d invented self-stirring cauldrons and they’d be free, free for a whole wonderful week until their exam results came out.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 282). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
彼らの最後の試験は魔法史だった。
自動かき混ぜ大釜を発明した気の狂った年寄り魔法使いについての質問に1時間答えれば、自由の身だ。試験結果が出るまでの、まるまる素晴らしい一週間を自由に過ごせるのだ。

☝️ ハリーたちが受ける最後の試験とそこからの解放感を表したシーンです。

  • Their very last exam was History of Magic.
    very last = 「まさに最後の」強調表現。
    ➢ 「最後の試験は魔法史だった」。
  • One hour of answering questions about …
    ➢ 「〜についての質問に答える1時間」
    ➢ 「1時間かけて〜についての質問に答えれば」
  • batty old wizards
    batty = 「頭のおかしい」ややくだけた表現 🇬🇧
    ➢ 「風変わりな老魔法使い」。
  • who’d invented self-stirring cauldrons
    ➢ 関係代名詞節。「自動かき混ぜ大釜を発明した」
  • and they’d be free, free for a whole wonderful week
    they’d be free
     = 「自由の身になる」。
    free, free for a whole wonderful week
     → free の反復で解放感を強調
    ➢ 「自由だ、素晴らしい一週間まるまる自由に!」という高揚感。
  • until their exam results came out.
    come out = 「発表される」。
    ➢ 「試験結果が出るまで」。

最後の試験を受ける学生の気分を表す一文です😊

テライ
テライ

bat」はコウモリだけど「コウモリっぽい」という意味では使われないかも?

bat(コウモリ)

fishy

  • 発音: /ˈfɪʃ.i/
  • 意味: 怪しい、うさんくさい 🐟❓
  • 例文:
    His excuse sounded very fishy.
    (彼の言い訳はとても怪しく聞こえた。)
  • 類義語:
    suspicious(疑わしい)
    dubious(いかがわしい)
    questionable(疑わしい)
  • 関連単語:
    suspicion(疑い)
    suspect(疑う)

本編内での使用例「fishy」

【原書使用例🧙】

‘See Professor Dumbledore?’ Professor McGonagall repeated, as though this was a very fishy thing to want to do. ‘Why?’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 286). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
「ダンブルドア先生に会う?」とマクゴナガル先生は繰り返した。まるで、それがとても怪しげなことを望んでいるかのように。そして彼女は言った。「なぜ?」

☝️ 「賢者の石」が危ないと考え、マクゴナガル先生にダンブルドア校長の居場所を聞くハリーたちです👂️

  • See Professor Dumbledore?
    see = 「会う」「訪ねる」。
    ➢ ここは疑問形の省略で、驚きをこめて繰り返している。
    ➢ 「ダンブルドア先生に会うって?」というニュアンス。
  • as though this was a very fishy thing to want to do.
    as though = 「まるで〜のように」。
    fishy = 「怪しい、うさんくさい」(口語表現 🇬🇧)
    ➢ 「まるで、それがとても怪しげなことを望んでいるかのように」。
テライ
テライ

魚の」という意味もあるけど、その意味で使われることほぼないかも…?

fish(さかな)

frantically

  • 発音: /ˈfræn.tɪ.kli/
  • 意味: 必死に、取り乱して 🏃‍♀️💨
  • 例文:
    She searched frantically for her lost notes.
    (彼女は必死に無くしたノートを探した。)
  • 類義語:
    desperately(必死に)
    wildly(取り乱して)
    hysterically(狂乱的に)
  • 関連単語:
    frantic(取り乱した)
    desperation(必死さ)

本編内での使用例「frantically」

【原書使用例🧙】

‘He received an urgent owl from the Ministry of Magic and flew off for London at once.’
‘He’s gone?’ said Harry frantically. ‘Now?’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 286). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
「ダンブルドア校長は魔法省から緊急のフクロウ便を受け取って、すぐにロンドンへ飛んで行きました。」
「いなくなったって?」ハリーは慌てて言った。「こんなときに?」

☝️ 「賢者の石」が危ないのにダンブルドアがいないと知って焦るハリーたちです😰

  • He received an urgent owl from the Ministry of Magic
    receive = 「受け取る」
    urgent = 「緊急の」
    owl = 魔法界特有の表現で「フクロウ便=手紙」。
    → 「魔法省から緊急のフクロウ便を受け取った」
  • flew off for London at once
    fly off = 「飛び立つ、急いで出発する」
    for London = 「ロンドンに向けて」
    at once = 「すぐに」
    → 「ロンドンにすぐ飛んで行った」
  • He’s gone?
    ➢ 現在完了(have/has gone)で
     「もう行ってしまったの?」の意味。
    → 「いなくなったの?」
  • frantically
    ➢ 「必死に、取り乱して、慌てて」
    → ハリーの焦りが強調されています。
テライ
テライ

urgent = 「緊急の」も頻出単語なので覚えておこう!

frantically のイメージ

briskly

  • 発音: /ˈbrɪsk.li/
  • 意味: きびきびと、活発に 💼✨
  • 例文:
    He walked briskly into the room.
    (彼はきびきびと部屋に入った。)
  • 類義語:
    quickly(素早く)
    energetically(活発に)
    efficiently(効率的に)
  • 関連単語:
    brisk(活発な)
    energetic(精力的な)

本編内での使用例「briskly」

【原書使用例🧙】

‘Oh, come off it, you don’t think we’d let you go alone?’
‘Of course not,’ said Hermione briskly.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 290). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
「おい、やめろよ。僕たちが君を一人で行かせると思う?」
「もちろん思わないわ。」とハーマイオニーはきっぱり言った。

☝️ 賢者の石の場所へ一人で向かおうとするハリーに対して、「一人で行かせるわけないだろ」と答えるロンとハーマイオニーです 👍️

  • Oh, come off it
    ➢ 「ばか言わないで」「冗談はよして」
    「そんなこと本気で言ってるの?」というイディオム。
    親しい間柄での軽いツッコミ
  • you don’t think we’d let you go alone?
    don’t think …?
     = 「…だなんて思わないでしょ?」という反語。
    → 「私たちが君を一人で行かせるなんて思う?」
  • Of course not
    ➢ 「もちろん違うわ」
    → 強い否定の表現。
  • briskly
    ➢ 「きびきびと」「はきはきと」「てきぱきと」
    → ハーマイオニーらしく、はっきり断言している感じ。
Golden Trio

obvious

  • 発音: /ˈɒb.vi.əs/
  • 意味: 明らかな、はっきりした 👀
  • 例文:
    It was obvious that he was lying.
    (彼が嘘をついているのは明らかだった。)
  • 類義語:
    clear(明確な)
    evident(明白な)
    apparent(見てすぐ分かる)
  • 関連単語:
    obviously(明らかに)
    clarity(明瞭さ)

本編内での使用例「obvious」

【原書使用例🧙】

‘It’s obvious, isn’t it?’ said Ron. ‘We’ve got to play our way across the room.’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 302). (Function). Kindle Edition.

✅️ 和訳例
「明らかだろ?」ロンが言った。
「部屋の向こうへ行くには、チェスをして進まなきゃならないんだ。」

☝️ 人間サイズのチェス盤を見て、戦わないと行けないことを悟るロンです♟️

  • It’s obvious, isn’t it?
    obvious = 「明らかな、見ればわかる」
    isn’t it? は付加疑問文。
     「そうだろ?」という確認のニュアンス。
  • We’ve got to …
    ➢ = We have got to … の口語形。
    ➢ 「〜しなければならない」=義務感がある。
    must よりくだけた響き。
  • play our way across …
    ➢ 「プレイしながら〜を横切る」
    ➢ 「play our way」=「プレイしつつ進む」
    ➢ → この場合は「チェスの駒としてプレイして部屋を渡る」という意味。
  • across the room
    across = 「横切って、向こう側へ」
    the room = 部屋を指す。
テライ
テライ

obviousはいろんな場面で登場するよ。しっかり覚えておこう👀

「賢者の石」といえばチェスのシーンを思い出す人も多いかも

まとめ

今回はハリポタ1巻の16章に登場した次の形容詞・副詞を解説しました。

  • batty(頭がおかしい)
  • fishy(怪しい)
  • frantically(必死に)
  • briskly(きびきびと)
  • obvious(明らかな)

batty」「fishy」と動物の名前から来た形容詞を紹介しました。他にも動物由来の形容詞は色々あるので調べてみると楽しいかも😊
obvious」は頻出単語なので、しっかり覚えておきましょう💪

テライ
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それではまた次の記事で!


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