このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。
今回は、Harry Potter を英語で読んでみたいけど、Harry Potter を読むのが久々すぎて内容をほとんど忘れてしまったという人に向け、1巻2章のあらすじとポイントをまとめました。
この内容を確認すれば、すんなり Harry Potter の世界に入っていけます🪄
早速見ていきましょう!
ハリーポッター1巻2章のあらすじ
“Harry Potter and the Philosopher’s Stone” の第2章 “The Vanishing Glass” では、Dursley (ダーズリー)家に預けられたハリーがどんな風に扱われているのかを描いています。
シンデレラで言うと継母たちにいじめられている序盤パートで、これから先の盛り上がりに向けての溜めの場面ですね。いろいろな伏線もちりばめられているので、しっかり読み取っていきましょう!
前半パート
Chapter Two の前半では、ダーズリー家が10年間でどのように変化したのか、ハリーがどんな生活をしているのかが具体的な描写で表現されます。
前半のあらすじ
物語は、ハリーがダーズリー家での虐げられた生活を10年間送っている状況から始まります。ハリーは、階段下の狭い物置部屋(a cupboard under the stairs)で寝起きし、家事やダドリーの世話を押し付けられています。一方、ダドリーは両親から過剰に甘やかされ、わがままで意地悪な性格に育っています。
ハリーは自分の両親についてほとんど知らず、彼らが自動車事故で亡くなったというダーズリー家の作り話を信じています。彼はダドリーやその友人たちに日常的にいじめられ、学校でも目立たない存在として扱われています。
第2章の舞台はダドリーの11歳の誕生日です。ダーズリー家は動物園に遊びに行こうとしますが、フィッグおばさん(Mrs Figg)にハリーを預けられなかったため、ダーズリー家はハリーの扱いに困ります。ダーズリー家は預け先を見つけられず、ハリーはダドリーと一緒に動物園へ向かうことになります。
3巻で登場するマージ(Marge)おばさんの名前がちらっと出てくるよ。
前半まとめ
- ハリーがダーズリー家でどれだけ冷遇されているかが強調されます。
- ダドリーの自己中心的な性格が描かれ、ハリーと対比されます。
- ハリーが自分の過去や家族について何も知らず、魔法界についても全く無知であることが強調されます。
前半重要単語集
cupboard(収納棚、物置部屋)
- 意味: 階段下や壁に埋め込まれた小さな収納スペースを指します。ハリーの「部屋」として使われてますが、当然普通のイギリス人は cupboard を部屋として使ったりはしません。
knobbly(でこぼこのある、こぶだらけの)
- 意味: 表面が滑らかでなく、こぶのような突起があることを指します。この章では、ハリーの「でこぼこした」膝に使われています。
Harry had a thin face, knobbly knees, black hair and bright-green eyes.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p.21). Pottermore Publishing. Kindle 版.
Harry Potterといえば「細身で眼鏡、黒髪、緑の目、額の傷」だね
groan(うめく、うなる)
- 意味: 苦痛や不満、疲労、ストレスなどの感情を表すときに使います。この章では「今日はダドリーの誕生日だよ」と伝えられたハリーが groan しています。
後半パート
Chapter Two の後半で、ハリーはダーズリー家と一緒に動物園を訪れます。ハリーの周りで起きる不思議なことが描写されています。
後半のあらすじ
ハリーの周りではこれまで不思議なこと(strange things)が起きていました。
- 髪の毛を切ってもすぐ生えてくる。
- 吐き気のする(revolting)お古のセーターが勝手に縮んで着られなくなる。
- ダドリーから逃げている最中、いつの間にか煙突(chimney)の上に移動している。
動物園に行く最中にもバーノンおじさんから「何もおかしなことをするな」とハリーは脅されます。
ダーズリー家と一緒でも、なんだかんだでハリーは動物園を楽しみます。そんな中、動物園の爬虫類館(reptile house)で、ダドリーたちはまったく動かない大蛇を見つけます。
動かないことに退屈したダドリーが目を離すと、大蛇は動き出しハリーにウインクをしてきます。蛇と意思疎通できることに気付いたハリーは、大蛇が動物園で生まれたこと、原産地はブラジルであることを聞きます。
そんな会話の最中、ダドリーも大蛇の様子に気づきます。ハリーは、蛇を見ようとするダドリーに殴り飛ばされてしまいます。
するとその瞬間、蛇のケージを覆っていたガラスが消え、蛇が脱走します。蛇は自由になるとハリーにお礼を言って去っていきます。これを見ていたダーズリー一家はパニックに陥ります。
映画版だとガラスが消えて復活してるけど、原作だとガラスは消えたままだよ
事件後、ダーズリー家はハリーを厳しく叱りつけますが、ハリー自身もこの現象がどうやって起こったのか分からず困惑します。孤独なハリーは訳が分からないまま階段下の物置に閉じ込められてしまいます……。
As the snake slid swiftly past him, Harry could have sworn a low, hissing voice said, ‘Brazil, here I come … Thanksss, amigo.’
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p.30). Pottermore Publishing. Kindle 版.
蛇っぽい感じを出すために Thanksss になってて面白いね
後半重要単語集
snigger(くすくす笑う、忍び笑いをする)
- 意味: 特に、人を嘲笑うような、意地の悪いニュアンスが含まれる場合が多いです。イギリス英語でよく使われる単語で、アメリカ英語ではsnickerが一般的です。
reptile(爬虫類)
意味: ヘビやトカゲなど、変温動物の一群を指します。
vanish(消える、見えなくなる)
- 意味: 突然見えなくなる、または存在しなくなることを表します。この章ではガラスが消える場面で使われています。
slither(滑るように進む)
- 意味: ヘビやその他の動物が滑るように地面を進む動き。大蛇が脱走する際の描写で使用されています。
スリザリン(Slytherin)はこの単語をもとに命名されてるよ
vigorously(力強く、活発に)
- 意味: 何かをエネルギッシュに、または力を込めて行う様子を表します。行動や態度、感情の強さを強調する際に使われます。
まとめ
今回は1巻第2章のあらすじをまとめました!
ダーズリー家にいじめられているシーンが続くので、読んでいてもちょっとテンションが上がらない章かもしれませんね。
しかし、今後の伏線もちりばめられている重要な章でもあります🪄あらすじを理解して読み進めてみてください!
それではまた次回の記事で!
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