このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。
今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)に登場する教科書名と著者名について解説します!
ハリー・ポッターの魔法界には、多くの魔法に関する教科書が存在します。
ホグワーツの生徒が学ぶ基本書から、図書館の禁書棚にある怪しい書物まで幅広くありますが、ここでは、一年生向けの教科書名と著者名、そして英語名の語源について解説いたします。

さっそく見ていきましょう!
- The Standard Book of Spells (Grade 1) by Miranda Goshawk
- A History of Magic by Bathilda Bagshot
- Magical Theory by Adalbert Waffling
- A Beginner’s Guide to Transfiguration by Emeric Switch
- One Thousand Magical Herbs and Fungi by Phyllida Spore
- Magical Drafts and Potions by Arsenius Jigger
- Fantastic Beasts and Where to Find Them by Newt Scamander
- The Dark Forces: A Guide to Self-Protection by Quentin Trimble
- まとめ
The Standard Book of Spells (Grade 1) by Miranda Goshawk
『標準呪文学(1年生用)』 著:ミランダ・ゴスホーク
この本は、ホグワーツの1年生が使用する呪文学の基本書です。日常生活で役立つ呪文や、初歩的な魔法の技術が学べます。著者のミランダ・ゴスホークは、魔法界で有名な呪文学の専門家です。
🔹 英語名の語源
- “Miranda” はラテン語で「驚くべきもの」
- “Goshawk” はタカの一種で、知性や鋭い洞察力を象徴しています。

1年生から7年生まで、すべての『標準呪文学』をミランダ・ゴスホークが書いているよ🧙
A History of Magic by Bathilda Bagshot
『魔法史』 著:バチルダ・バグショット
ホグワーツの歴史学の授業で使用される魔法界の歴史書です。魔法の起源や有名な魔法使い、歴史的な事件について詳しく書かれています。著者のバチルダ・バグショットは、ハリーの両親が住んでいたゴドリックの谷に住む著名な魔法史学者です。
生前のハリーの両親や、ダンブルドアとも交流があったと言われています。

7巻「死の秘宝」で本人?に会うことになるね🙈
🔹 英語名の語源
- “Bathilda” はゲルマン語で「英雄的な女性」
- “Bagshot” はイギリスの地名(ロンドン近郊サリー州のバグショット村)に由来すると考えられます。
Magical Theory by Adalbert Waffling
『魔法理論』 著:アダルバート・ワフリング
この本は、魔法の仕組みや理論的な背景を解説した魔法理論の基礎書です。魔法がどのように機能するのかを学び、より高度な魔法を理解するための重要な書籍とされています。
また、著者のアダルバート・ワフリングもダンブルドアとも交流があったと言われています。
🔹 英語名の語源
- “Adalbert” はドイツ語で「高貴な輝き」
- “Waffling” は英語の「waffle」に由来し、その意味は「(とりとめのないことを)長々と話す」という意味です💦

この人の授業だとすぐ眠っちゃいそうだね……🥱
A Beginner’s Guide to Transfiguration by Emeric Switch
『変身術入門』 著:エメリック・スウィッチ
ホグワーツでの変身術の入門書として使われる本です。物体を変化させる基礎的な技術や理論について説明されています。
著者のエメリック・スウィッチについては詳しい言及はありません。Emeric the Evil(悪人エメリック)という人物も魔法界に存在しますが、関係はないようです。
🔹 英語名の語源
- “Emeric” は中世ヨーロッパの名前
- “Switch” は「切り替える・変える」という意味があり、まさに変身術といった名前です。

悪人エメリックはニワトコの杖の過去の持ち主だね
One Thousand Magical Herbs and Fungi by Phyllida Spore
『魔法薬草と菌類1000種』 著:フィリダ・スポア
魔法薬に使われる植物やキノコについての専門書です。魔法界で使われる薬草や菌類の種類、効果、使い方について詳しく解説されています。
著者のフィリダ・スポアは15世紀の魔女で、ホグワーツの校長も務めています。
🔹 英語名の語源
- “Phyllida” はギリシャ語の「phylum(葉)」から。
- “Spore” は英語で「胞子」という意味があり、植物学に関連した名前です。

名前だけで何の先生か分かるね

1巻は特に面白い名前が多いから楽しいね😊
Magical Drafts and Potions by Arsenius Jigger
『魔法薬調合学』 著:アルセニウス・ジガー
魔法薬の作り方や調合の基本を学ぶための書籍です。魔法薬学の授業で使用され、魔法薬の材料や手順について詳細に書かれています。
🔹 英語名の語源
- “Arsenius” は英語の「arsenic(ヒ素)」に由来し
- “Jigger” は英語で「小さな計量カップ」の意味があります。
1 jiggerは「1と1/2オンス」です!😲

絶対に日本じゃ使わない単位!Jigger!
Fantastic Beasts and Where to Find Them by Newt Scamander
『幻の動物とその生息地』 著:ニュート・スキャマンダー
魔法動物の生態や生息地について書かれた魔法生物学の決定版ともいえる本です。ニュート・スキャマンダーによる詳細な研究がまとめられています。
ニュート・スキャマンダーと言えば、ハリーポッターのスピンオフ作品、映画「ファンタスティックビースト」の主人公ですね!😊
映画は全5作の予定と言われており、現状3作目までが公開されています。
「ハリーポッターと賢者の石」の時代の70年前を舞台にしており、若い時代のダンブルドアも登場し、より魔法界の広がりを感じられる作品です!まだ見ていない方はぜひ見てみてください👍

1巻にちらっとでてきた人物が主人公になるのがおもしろいね😄
🔹 英語名の語源
- “Newt”(イモリの一種)+ “Scamander”(ギリシャ神話の川の神)という名前は、魔法動物学者にぴったりです。

ファンタスティックビーストは映画の脚本が本として売られているので、興味がある方はこちらも読んでみてください。
上の写真では右から順に次の本が並んでいます😊
Fantastic Beasts and Where to Find Them: The Original Screenplay (English Edition)上の2冊が映画の脚本、一番下の本がニュートが書いた「幻の動物とその生息地」ですね🤭

「幻の動物とその生息地」は挿絵もいっぱいあって面白いよ😊
The Dark Forces: A Guide to Self-Protection by Quentin Trimble
『闇の力 ― 自己防衛ガイド』 著:クエンティン・トリンブル
闇の魔術に対抗するための防衛術の本です。闇の魔法使いや呪いに対する対策などが書かれており、闇の魔術防衛術の授業で使用されます。
著者クエンティン・トリンブルは19世紀後期〜20世紀初頭にかけて、ホグワーツの校長を務めた人物です。
🔹 英語名の語源
- “Quentin” はラテン語で「五番目」
- “Trimble” は「震える」の意味があり、恐怖に立ち向かう防衛術の専門家らしい名前です。
まとめ
今回はハリーポッターと賢者の石に登場した本の名前とその著者について解説しました📚
「ファンタスティックビースト」のニュート・スキャマンダーが有名ですが、その他の人物についても今後公式で掘り下げてもらえると嬉しいですね😊

それではまた次の記事で!
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