このブログではハリー・ポッターを英語で読んでみたい人へ向け、重要な単語の解説やキャラクター名の由来などを解説しています。
今回は、ハリポタシリーズ第2巻
「Harry Potter and the Chamber of Secrets(ハリー・ポッターと秘密の部屋)」で登場する重要な単語・固有名詞について解説していきます。

今後のシリーズでも登場する魔法界の言葉が色々と登場します🧙
秘密の部屋でしっかり理解しておきましょう😊
『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』のvol.2も合わせて読み進めるのもオススメです😊
はじめに
ハリーポッターシリーズ2作目、
『Harry Potter and the Chamber of Secrets(秘密の部屋)』
1巻と比べて物語が一気にダークになり、
魔法界ならではの専門用語もたくさん出てきます。
英語で読むと、

この単語どういう意味だろう…?
と、物語の理解が止まってしまうこともありますよね。
そこでこの記事では、
👉 「秘密の部屋」を読む前に知っておくと超便利な単語5つ
を、ストーリー背景と一緒にやさしく解説します。
英語初心者さんでも大丈夫😊
ネタバレは最低限にしてお届けします。
「秘密の部屋」ってどんな話?
夏休み、ダーズリー家で暮らしていたハリーの前に、ドビーという house-elf(屋敷しもべ妖精)が現れます。
ドビーは「ホグワーツに戻ってはいけません。ハリー・ポッターにとってホグワーツは危険です」と警告しますが、理由は話してくれません。
それでもハリーは学校へ戻り、ロン・ハーマイオニーと再会します。
ところが新学期が始まって間もなく、猫のミセス・ノリスが石にされる奇妙な事件が発生します。
そして、壁に不気味な文字が残されていました。
THE CHAMBER OF SECRETS HAS BEEN OPENED.
ENEMIES OF THE HEIR, BEWARE.「秘密の部屋は開かれた。継承者の敵は気をつけろ」
Rowling, J.K. Harry Potter and the Chamber of Secrets (English Edition) (p. 146) Kindle Edition.
この“秘密の部屋”とは、
ホグワーツ創設者の1人 サラザール・スリザリンが作ったと言われる、
闇の怪物が封じられた部屋のことだとうわさされています。
それ以来、生徒たちが次々と石のように固められてしまう事件が発生します。
学校中が恐怖に包まれます。
さらに
スリザリンの継承者(The Heir of Slytherin)を名乗る人物の存在が噂され、
マグル生まれの生徒ばかりが狙われていることから
差別意識や不信感も広がっていきます……😢
手がかりを追うハリーは、古い日記を発見。
それは Tom Riddle(トム・リドル)という
昔の生徒が書いた日記で、
ハリーはその記憶の中に導かれていきます。
やがて事件の真相、
そして秘密の部屋(The Chamber of Secrets)の場所が判明。
ハリーはロンとともに
学校のとある場所に入り口のある秘密の部屋へ向かい、命がけの対決に挑みます。
英語版を読む前に知っておきたい重要単語
ここからが本題です。
2巻を理解するうえで欠かせない単語を
1つずつ解説します✨
The heir of Slytherin(スリザリンの継承者)
The Heir of Slytherin = スリザリンの継承者
- Slytherin(スリザリン) … ホグワーツ創設者の一人
- Heir … 継承者、相続人、跡取り
👉 直訳すると
「スリザリンの跡取り」となります🤔
この「The Heir of Slytherin = スリザリンの継承者」が誰なのかというのが、本作の一番重要なポイントとなっています🤔
英語のポイント🪄
- heir は エア に近い発音
→ H は発音しない
éɚ(米国英語), éə(英国英語) - 古いフランス語から英語になった単語
「選ばれし者」的な雰囲気のある言葉で、魔法界の血統主義とも深く関係しています。
house-elf(屋敷しもべ妖精)
house-elf = 屋敷しもべ妖精
➢ 特定の魔法家に一生仕える魔法生物。
➢ 代表キャラはDobby(ドビー)
house-elf の特性
- 主人に絶対服従
- 衣服を与えられると自由になる
- 魔法使いとは異なる魔法も使える
house-elf の話し方
ドビーたちhouse-elf(屋敷しもべ妖精)はちょっと変わった話し方をします。
話し方の特徴をまとめると次のとおりです。
- 自分のことを名前で呼ぶ
➢ 子供っぽい話し方 - 自分のことも him や his などの三人称で語る
- 相手のことをフルネームで呼ぶ
- sir などの敬称で呼びかける
➢ 丁寧すぎるくらいの敬語
‘Dobby had to punish himself, sir,’ said the elf, who had gone slightly cross-eyed. ‘Dobby almost spoke ill of his family, sir …’
【日本語訳例】
「ドビーは自分を罰しなければならなかったのです、旦那さま」
と、その妖精は言った。彼は少し寄り目になっていた。
「ドビーはもう少しで、一家の悪口を言ってしまうところだったのです、旦那さま……」Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (English Edition) (p. 14). (Function). Kindle Edition.

子供っぽい話し方で妙に下から目線の敬語を話していて、
屋敷しもべ妖精の不遇さが感じられます😢
Mudblood(穢れた血)
Mudblood = マグル生まれの魔法使いに対する蔑称
- mud … 泥
- blood … 血
👉 直訳
「泥の血」
作中では
差別用語として使われます。
マルフォイがハーマイオニーに対して言うシーンが印象的です😥
作中ではこの言葉について次のように説明されています。
‘It’s about the most insulting thing he could think of,’ gasped Ron, coming back up. ‘Mudblood’s a really foul name for someone who was Muggle-born – you know, non-magic parents.
【日本語訳例】
「あいつが思いつく限り、一番侮辱的な言葉なんだよ」と、息を切らしながらロンが戻ってきて言った。
「“汚れた血”っていうのは、本当にひどい呼び名でさ、マグル生まれ――つまり魔法を使えない両親から生まれた人のことを言うんだ。」Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (English Edition) (p. 121). (Function). Kindle Edition.
この単語を理解していると、
- 魔法界の差別
- 純血主義
- スリザリンの思想
など、魔法界の闇の部分が見えてきます🩸
Parseltongue(蛇語)
Parseltongue(パーセルタング)とは、
ハリー・ポッターの世界で ヘビが話す言葉=蛇語 を指す言葉です。
- pars … 分かれた【ラテン語】
- tongue … 舌、言語
「(ヘビの)分かれた舌」という意味から、
蛇語 = Parseltongue という表現になったと考えられます。
ちなみに英語では language(言語) という意味で、tongue が使われることがあります。
例:「母国語」 = mother tongue
また、ハリポタの世界では似たような言葉に
Parselmouth(パーセルマウス)があります。
これは「蛇語を話せる人、蛇語を話せる能力」という意味で使われています。
物語の中での意味
Parseltongue(蛇語)は、
- スリザリンの継承者の象徴
- 闇の魔法使いとの結びつきのイメージ
- 恐怖の対象
として描かれています。
ハリーは子供の頃から蛇語を話せていたため、
『秘密の部屋』での事件では「ハリーがスリザリンの継承者なのではないか」と疑われてしまうのでした🐍
tongue = 言葉
覚えておくと便利な英語表現
- mother tongue
母語 - foreign tongue
外国語 - silver tongue
話術のうまい人(比喩)
The Chamber of Secrets(秘密の部屋)
作品タイトルにもなっている
「The Chamber of Secrets」
- chamber … 部屋・大広間
➢ 重要な部屋に対して使われる単語です - secrets … 秘密
👉 直訳で「秘密の部屋」となります。

複数形の Secrets だから「秘密でいっぱいの部屋」って感じだね😊
ただの“隠し部屋”ではなく、
- サラザール・スリザリンが密かに作った
- 長年存在が噂されていた
- 危険な何かが眠る場所
として描かれます。
英語ワンポイント✍️
- chamber は チャインバー に近い発音
tʃéɪmbɚ(米国英語), tʃéɪmbə(英国英語) - secret は「秘密」ですが、
複数形になることで
“いくつもの隠された真実”という雰囲気に
今回の単語まとめ
- the Heir of Slytherin
スリザリンの継承者 - house-elf
家のしもべ妖精 - Mudblood
穢れた血(差別語) - Parseltongue
蛇語 - The Chamber of Secrets
秘密の部屋
今回紹介した5つは、
📘 ハリポタ第2巻『秘密の部屋』の核心ワード
なので、
- 前もって意味を知る
- できれば発音も確認する
これだけで英語版読書のハードルがかなり下がります。
英語版に挑戦する前に、日本語訳版を読んでおくのもおすすめです。
ハリー・ポッターと秘密の部屋: Harry Potter and the Chamber of Secrets ハリー・ポッター (Harry Potter)
それではまた次の記事で!



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