このブログでは Harry Potter を英語で読んでみたいという方々へ向け、様々なアドバイスや読み進める際のポイントを解説しています。
今回は、Harry Potter and the Philosopher’s Stone (ハリー・ポッターと賢者の石)の第7章 “The Sorting Hat(組分け帽子)” に出てくる重要な動詞について解説します。
7章ではついにホグワーツの中に入っていきます🏰
Great Hall(大広間)につれてこられたハリーたちは組分けの儀式に挑みます!🎩
シリーズの中で頻繁に出てくる単語は、TOEICなどの試験でもよく出てくる表現です。Harry Potter で単語に慣れると試験の成績もどんどん上がるはずです!💪
読み進める中で迷子にならないよう、このページでしっかり学んでいきましょう!

動詞が分かると英語が分かる!
ちなみに、この章で登場する組分け帽子🎩の歌についてはこちらのページで解説しています😊
ハリポタ頻出単語 1巻第7章 動詞編
今回は7章で登場する動詞について解説します!
Harry Potterだけでなく、いろんな文章に登場する頻出単語ばかりです。しっかり理解して読み進めるようにしましょう!
cross(横切る、交差する)✖️🚸
意味: 道や場所を横切る、交差する、対立する
活用: cross – crossed – crossed – crossing
例文:
- She crossed the street carefully. 🚶♀️🚦(彼女は慎重に道を渡った。)
- Two lines cross at this point. (2本の線がこの点で交差する。)
類義語:
・pass(通り過ぎる)🏃♂️
・traverse(横断する)🌍
・intersect(交差する)🔀
イディオム:
・cross one’s mind 💭(頭をよぎる)
関連単語:
・crossing(横断)
・crossroads(交差点)
She had a very stern face and Harry’s first thought was that this was not someone to cross.
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 121). (Function). Kindle Edition.
☝️このシーンはハリーが初めてマクゴナガル先生に会ったときの感想です😊
ここでは「cross」が「対立する、逆らう」という意味で使われています⚔️
文章の後半は「ハリーが最初に思ったのは、『この人には逆らわないほうがいい』ということだった。」という意味になっています🧙

初対面のハリーでも感じるマクゴナガル先生の厳格さ🧙
swallow(飲み込む)🥤👄
意味: (口に入れたものを)飲み込む、つばを飲む、感情を抑える
活用: swallow – swallowed – swallowed – swallowing
例文:
- He swallowed the pill with water. 💊💦
(彼は薬を水で飲み込んだ。) - She swallowed her pride and apologized. 😤➡️😔
(彼女はプライドを捨てて謝った。)
類義語:
・gulp(がぶ飲みする)🥛
・ingest(摂取する)🍽️
・suppress(抑える)🤐
イディオム:
・swallow one’s words 🔄🗣️(発言を撤回する)
関連単語:
・swallow up(飲み込む🌊)
・swallowing(嚥下)
‘It is very curious indeed that you should be destined for this wand when its brother – why, its brother gave you that scar.’
Harry swallowed.Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 92). (Function). Kindle Edition.
緊張を表す場面で「つばを飲み込む」という意味で使われることも多いです!
☝️このシーンでは「ハリーの兄弟杖をヴォルデモートが使っていた」ということを聞いたハリーが緊張している様子を表しています😯

「Harry swallowed」は「賢者の石」だけで4回登場するよ😄
halt(止める、停止する)🛑🚦
意味: 動きを止める、制止する
活用: halt – halted – halted – halting
例文:
- The driver halted the car suddenly. 🚗🛑
(運転手は突然車を止めた。) - The project was halted due to lack of funds. 💰❌
(そのプロジェクトは資金不足で中断された。)
類義語:
・stop(止める)✋
・cease(中断する)⏹️
・pause(一時停止する)⏸️
イディオム:
・come to a halt 🚷(停止する)
関連単語:
・halting(ためらいがちな😕)

dwell(住む、考え続ける)🏡🤔
意味: ある場所に住む、あることについて長く考える
活用: dwell – dwelt/dwelled – dwelt/dwelled – dwelling
例文:
- He dwells in a small village. 🏠🌳
(彼は小さな村に住んでいる。) - Don’t dwell on past mistakes. 🚫🤯
(過去の失敗をくよくよ考えるな。)
類義語:
・reside(居住する)🏠
・live(住む)🏘️
・ponder(熟考する)💭
イディオム:
・dwell on 🧠(長々と考える)
関連単語:
・dwelling(住居🏠)
You might belong in Gryffindor,
Where dwell the brave at heart,
Their daring, nerve and chivalry
Set Gryffindors apart;Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 126). (Function). Kindle Edition.
☝️この詩は ホグワーツの組分け帽子(Sorting Hat🎩)がグリフィンドールの特徴を説明している部分 です🦁
“Where dwell the brave at heart” = 「勇敢な心を持つ者たちが住んでいる場所」という意味で、文語的な表現の「dwell」を使うことで古風な雰囲気を出しています😊

「賢者の石」ではもう1箇所「dwell」が使われているよ
重要なシーンで使われてるから探してみてね👍
toil(骨折って働く)💪😓
意味: 一生懸命働く、苦労して進む
活用: toil – toiled – toiled – toiling
例文:
- The farmers toiled in the fields all day. 🌾👨🌾
(農夫たちは一日中畑で汗を流した。) - He toiled up the mountain path. 🏔️🚶♂️
(彼は山道を苦労して登った。)
類義語:
・labor(労働する)🔨
・strive(努力する)🔥
・slog(苦労して進む)🏃♂️💦
イディオム:
・toil away(コツコツ働く💦)
関連単語:
・toilsome(骨の折れる😩)
You might belong in Hufflepuff,
Where they are just and loyal,
Those patient Hufflepuffs are true
And unafraid of toil;Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 126). (Function). Kindle Edition.
☝️この部分は ホグワーツの組分け帽子(Sorting Hat)がハッフルパフ寮の特徴を説明している部分 です🎩
“And unafraid of toil;” = 「そして、彼らは苦労を恐れない。」
ここでは「toil」が名詞として使われており、「努力や苦労を伴う作業」という意味で使われています💪💦
prove(証明する)🔬✅
意味: 証明する、明らかにする
活用: prove – proved – proved/proven – proving
例文:
- The scientist proved his theory with experiments. 👨🔬📊
(科学者は実験で理論を証明した。) - This method has proven to be effective. 💡🎯
(この方法は効果的であると証明されている。)
類義語:
・demonstrate(実証する)🧪
・verify(確認する)🔍
・confirm(確定する)📜✅
イディオム:
・prove oneself(実力を証明する 🌟)
関連単語:
・proof(証拠📖)
There’s talent, oh my goodness, yes – and a nice thirst to prove yourself, now that’s interesting …
Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone (English Edition) (p. 129). (Function). Kindle Edition.
☝️これはハリーについて組分け帽子が分析している内容の一部です🎩
ハリーには「a nice thirst to prove yourself」= 「自分の力を証明したいという強い欲求」があると分析されています😊
- “thirst” は「喉の渇き」という意味ですが、比喩的に 「強い欲求」「熱意」 を表しています💪
- “nice” は 「良い」「興味深い」 というニュアンスで使われています😊

組分け帽子がハリーをスリザリンに入れようとする理由の一つだね🐍
prefer(好む)☕🎵
意味: 何かを他のものより好む
活用: prefer – preferred – preferred – preferring
例文:
- I prefer coffee to tea. ☕➡️🍵
(私は紅茶よりコーヒーが好きだ。) - She preferred to stay at home rather than go out. 🏡 📺
(彼女は外出するより家にいる方を好んだ。)
類義語:
・favor(支持する)👍
・choose(選ぶ)🎯
・opt for(選択する)✅
関連単語:
・preference(好み💖)
【超頻出表現】prefer A to B
prefer A to B は、
➡ 「BよりもAを好む」
という意味の表現です。
✅ 例文
- I prefer tea to coffee.
➡ 「私はコーヒーよりも紅茶のほうが好きです。」
→ A(tea)が好きで、B(coffee)よりも好む という意味になります。
文法のポイント
prefer A to B は、「比較の to」 を使っています。
通常、比較級では than を使いますが、prefer では to になります!
❌ I prefer tea than coffee.(誤り)
⭕ I prefer tea to coffee.(正しい)
💡 理由:「prefer」は「AをBよりも優先する(選ぶ)」という意味なので、比較ではなく「選択」のニュアンスが強いです。そのため、than ではなく to を使います。
まとめ
ポイント | 説明 |
---|---|
意味 | 「BよりAを好む」 |
構造 | prefer A to B |
動詞を使うとき | 動名詞(-ing)を使う |
似た表現 | like A better than B / would rather A than B |
まとめ
今回はハリポタ1巻の7章に出てきた次の動詞を解説しました。
- cross(横切る、交差する)✖️🚸
- swallow(飲み込む)🥤👄
- halt(止める、停止する)🛑🚦
- dwell(住む、考え続ける)🏡🤔
- toil(骨折って働く)💪😓
- prove(証明する)🔬✅
- prefer(好む)☕🎵
7章では組分け帽子の歌があり少し古風な単語も紹介しました👨🦳
この中では特に「prefer」「prove」などがTOEICなどの試験によく登場します🗒️
しっかりと覚えておきましょう!

それではまた次の記事で!
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